KDDIの『東京都』5G対応エリアまとめ(3月末時点)

5G通信は、東京オリンピックに向けたインフラ整備ともいわれておりましたが、今夏開催予定であった東京オリンピックはコロナウイルスの影響で1年延期という結果になってしまいました。
とはいえ、KDDIをはじめとした携帯キャリア各社では5G通信のエリア拡大を急いでいます。

東京都は特に主要都市ということもあり、3月26日のKDDIにおける5Gサービス開始当初から幅広いエリアに対応されることが期待されていますが、実際のところどのような具合なのでしょうか。

今回は、東京都で利用できるKDDIの5Gエリアをまとめました。5Gスマホを早速購入しようとしている方は特に必見です。

『東京都』3月から利用できる5G対応エリア

まず、3月26日のサービス開始当初から5Gを利用できるエリアが下記のエリアになります。

施設・スポット名 詳細
東京都新宿区西新宿東京都 一部
東京都千代田区神田錦町 一部
東京都千代田区神田司町 一部
東京都千代田区神田多町 一部
東京都千代田区神田美土代町 一部
東京都千代田区大手町 一部
東京都千代田区鍛治町 一部
東京都千代田区内神田 一部
東京都中央区日本橋本石町 一部
東京都調布市下石原 一部
東京都調布市国領町 一部
東京都調布市小島町 一部
東京都調布市上石原 一部
東京都調布市多摩川 一部
東京都調布市調布ヶ丘 一部
東京都調布市八雲台 一部
東京都調布市飛田給 一部
東京都調布市富士見町 一部
東京都調布市布田 一部

町といっても広いので、具体的にどのエリアが5G対応のエリアなのかというところが気になるのですが、詳細についてはKDDIの公式ホームページなどでも確認することができませんでした。当初はWi-Fiスポットのような形で、対応しているエリアに足を運んで利用するといったイメージになるでしょう。

東京都でも新宿区と中央区に1エリア、千代田区に7エリア、23区外では調布市に10エリアで決して広いとは言いが対エリア展開です。いずれも広範囲で利用できるわけではなく、『一定の場所でしか利用できない』といった状況になることが予想されますので、あまり大きな期待はできないかもしれません。

『東京都』4月以降から5Gに対応予定のエリア

KDDIは順次エリアを拡大していく方針であると述べており、4月以降の動向が気になるところです。
ここからは、4月以降の展開予定エリアの詳細についてみていきたいと思います。

引用元:KDDI公式エリアマップ
中心部の広範囲地図になります。地図上の赤い円の部分が4月以降順次5Gエリアとされる予定の場所で、黄色い円の部分が今夏以降対応予定の場所をそれぞれ表していますが、固まって利用できるエリアは見当たらず、局地的といった印象です。

東京都千代田区

まずは千代田区からご紹介します。

 

千代田区付近は4月末以降の対応エリアもちらほらという具合で、ほとんど、今夏以降です。市ヶ谷駅付近は、3月のサービス開始当初から利用できるところが密集しているようにも見えますが、おそらくこの円の中はすべて5Gが利用できるというわけではなく、『円の中の一部』に限られてくる可能性が高いと思われます。

東京都中央区

続いて、中央区の拡大図です。

有楽町付近に4月以降サービス開始のエリアがありますが、ほとんど今夏以降対応です。ちらほらという印象で、やはり都心部でも今すぐに5G通信をというのは難しいのかもしれません。

東京都渋谷区

渋谷区拡大図です。

渋谷区は、『渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト』をKDDIがおこなっているということもあり、ほかのエリアより比較的密集して4月以降から5Gが利用できるエリアとなっています。

渋谷駅から少し離れた井の頭通りや恵比寿駅付近も4月以降から対応予定のようで、渋谷区は5Gサービス開始当初から盛り上がりを見せそうですね。エンターテイメントプロジェクトもますます期待がよせられるでしょう。
ちなみに『渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト』はネットフィリックスとともに5Gや拡張技術などを活用し、世界が合成される拡張体験「UNLIMITED REALITY」として2020年4月16日以降、さまざまな形で展開予定であるといいます。

東京都文京区・台東区

続いて、文京区と台東区は同時に見ていくこととします。

上野公園付近にある赤い円が4月以降5Gエリアとなる場所です。そのほかは今夏随時といったところでしょう。KDDIは動物園5Gをコラボさせたコンテンツなども発表しておりましたが、上野動物園のあたりは、まだ5Gエリアとはならないようです。

東京都新宿区

下記が新宿区の拡大図です。

新宿駅付近、大久保駅、新大久保駅付近は4月以降対応、その他は今夏対応予定の表示です。新宿でもこれくらいの規模での展開ですから、5Gを本格的に利用できるのは数年後となる可能性もあります。

東京都豊島区

続いて豊島区です。

西池袋付近、帝京平成大学付近が4月以降対応のエリア、そのほかは今夏以降対応予定になります。比較的、地下鉄やJRに沿ったエリア展開となっています。

東京都北区付近

続いて、北区及びその付近の5Gエリア展開についてみていきます。

都心部から少し離れると、ちらほらという印象です。

十条駅付近の拡大図です。赤い円は4月末以降、黄色は今夏以降ですので、東京の他のエリアと比べて今一つの展開状況といったところでしょう。

東京都品川区

品川は、旅行者などが羽田空港に到着してから都心部に出る際に利用されることの多い駅がある場所です。

品川区は4月以降すぐに5Gを利用できるエリアはなく、すべて今夏以降という予定になっています。

東京都調布市

23区外で3月から5G対応のエリアとなる調布市についてです。

4月末以降に順次5G対応エリアとなる赤色の円が7か所、今夏以降は1か所です。

一番右端中央付近のエリアは、おそらく『特別養護老人ホーム爽爽荘』のあたり、その右上は『セブンイレブン調布飛田給2丁目店』付近、左下の赤い円のエリアは『セブンイレブン調布上石原3丁目店』付近であると思われます。いずれも、3月末から利用開始エリアの近辺ですので、3月から利用できるエリアから、順次拡大させていく方針なのではないでしょうか。

まとめ

本記事では東京都で3月末以降5Gが利用できる場所についての解説を行いました。

KDDIは都心部を中心に5Gのエリア展開をしていくとのことでしたので、他県より対応エリアは広いはずなのですが、対応エリアは非常に局地的でやはり『エリア』というよりは『スポット』の域を出るのは難しいのではという印象です。

KDDIはサービスが本格的に商用化を迎える前から、各地域や学校、その他サブスクリプション型の動画配信サービスなどとコラボして、様々な5G体験や実証実験を行ってきました。

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今後のエリア展開においても、都市部に限らず学校や公共の施設などにも積極的に5Gエリアを構築していってほしいですね。