5GはスマートフォンからスマートPCへとシフトしていくのではないか

5Gに2020年の3月ごろから徐々に切り替わる予定ですが、現在すでに5Gを展開している国があるなかまだ少数の端末しか5G対応の端末でないことが理解できますが、今後は5Gを利用するのはスマートフォンではなくパソコンなのかもしれません。
今回は、そのスマートPCの大胆予想について検討していきたいと思います。
すでにリリースが予定されているスマートPCとは
すでに、レノボをはじめ5G端末を世界に先駆けているSamsungでは5Gの回線が利用できるPCがすでにリリースされています。
レノボは前回の記事でも紹介させてもらいましたが、5G端末に搭載されているモバイルプロセッサを利用したPCを2020年に発売予定となっています。
さらに5Gの端末をすでにリリースしているSamsungからあらたにSamsung Bookというネットワークにそのまま接続できるPCがクアルコムのCPUを利用したノートパソコンが登場しました。
このノートパソコンは、一回の充電で20時間利用が可能となっており、パソコンを開いて簡単にパソコンをインターネットへと接続できるようになっています。
WiFi環境がない場所でも搭載されているクアルコムもモバイルプロセッサにより5Gや4Gに簡単に接続することができます。
いままでインテルなどが実現しようとしてもできなかった次世代型ノートパソコン、まさにスマートPCがこれから広がりをみせてくるのではないでしょうか。
ちなみに価格ですがアメリカドルでこちらのSamsung Book2 は$999と5G対応のスマートフォン$1300を考えるとかなりお得な印象を受けます。
5Gによる大量データ通信ができることによって
いままでPCにおけるネットワークが接続されてこなかった原因の一つがネットワーク環境により通信容量が多く必要とされるPCでは、どうしてもいままでの移動通信システムでは限界がありました。
出典:http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc121210.html
しかし自宅のネット環境と同じ速度を通信可能とする5Gであれば通信量を落とすことなくPCで利用することが可能となってきます。
さらに年々大きくなってきていたスマホのサイズにも限界がせまってきているのではないでしょうか。事実下記のような推移で年々スマホの画面サイズは大きく拡大してまいりました。
出典:https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/mca/666423.html
こちらのデータは2014年の9月の記事に掲載されているものですが、その時点ですでに5インチ台になっており、今では6インチ代のものが数多くリリースされています。
このままインチが大きくなるのか?というところで折りたたみのスマホもリリースされてきておりますが、片手におさまる通信量ではなくなってきているのが現状です。
画面は大きいのでみたいけれども持ち運びがかさばってめんどくさいという型や片手で持てない
という声も耳にします。
大型化の先にタブレットというものがありますが、このタブレットでできることはPCよりもデータ容量がすくなく、専用のアプリケーションも少ないことから一定以上の利用者で停滞している現状です。
スマートPCの世界を勝手に想像してみる
ここにきてノートPCがスマホ同様にネットに簡単接続ができてかつ軽量化されていればどうでしょうか。
電話や簡単なチャット機能であれば今まで通り4Gのスマホを利用し、仕事やちょっとした映像などを楽しむといったものであればスマートPCとして喫茶店や旅行先で広げる。
たとえそこにWiFi環境がなかったとしても、自身の5G回線で繋がる世界。
まるで自宅にいるような感覚でサクサク動くPCの環境と、さらに1回の充電で23時間稼働する長時間バッテリーであれば、コードレスで外出先で利用することができます。
用途を使い分けてスマホとスマPを使い分ける時代がやってくるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。肥大する情報量・トラフィック、画面サイズ、そしてタブレットでは対応できないアプリケーションなどの操作性など、これからは5G回線に単独で接続できるスマートPCが主流になってくるのではないでしょうか。
わざわざ5Gを購入してデザリング設定を行いPCを起動するのではなく、PCを開いた時点でPCがネットワークと繋がりWiFi環境がない状況下においても簡単にPCを利用できることは多くの人にもとめられていることでもあります。
そして仮にスマートPCが普及していけば、今後はいままでモバイルファーストであったサイトの設計ももしかすると5GファーストとしてPCファーストの時代へとまた変わっていくのかもしれません。またネット設計おいて表示スピードを気にしていて情報をコンパイルしていたものをさらに大容量を使って自由な動的なサイトを作っていくことも今後広がりをみせてくるのではないでしょうか。