ソフトバンク、5Gサービスが2年間無料で利用できるサービスを発表!5G対応スマホは4種類発売予定

ソフトバンクは、先日5日に行われた『5G新商品・新サービス発表会』において、5Gサービスの基本料金を2年間無料とするキャンペーンや、発売予定の5G対応スマホ4種類を発表しました。ソフトバンクは今回の発表で、現行の4G方式のスマホよりも高速、大容量の通信が可能になる5Gの特性を生かしたエンタメ・スポーツ向けの独自のAR/VRサービスなどの新たなサービスやコンテンツの提供も予定しているとしています。

プライベート5Gの提供を2022年からー【ソフトバンク】

こうしたスマホ向けの5Gサービスに関してはアメリカや韓国が2019年4月に開始するなど海外が先行していましたが、日本でもついに本格的に5Gサービスが立ち上がります。特に、今回のソフトバンクの発表は、日本の大手モバイルキャリアからのスマホ向け5Gサービスの詳細発表としては初めてであり特に注目を集めているところです。

本記事では、ソフトバンクの5Gサービスの概要や対応スマホ、気になる5G対応エリアまでをご紹介していきます。

5G利用料金『4G+1000円』2年間は追加料金無料に

ソフトバンクは3月27日から本格的に5Gサービスを開始すると発表しました。4Gの基本料金に1000円プラスするだけで5Gが利用できるというわかりやすい料金体系であり、現状4G回線を利用していて5Gへ移行する予定である方も気軽に5Gスマホに乗り換えることができると期待されています。

5Gサービスのキャンペーン概要

まずは今回発表された5Gサービスのキャンペーン概要からお伝えしていきたいと思います。

サービス利用開始日:3月27日

月額利用料:1000円 しかし、キャンペーン期間中(8月31日まで)は無料

対象機種:5G通信に対応した商品

サービス適用条件:対象機種の購入と同時に、新規契約、機種変更または契約変更をして下記の対象料金プランに加入すること

 ・音声またはデータ専用のいずれかの基本プランに加入すること

 ・『データプランメリハリ』『データプランミニフィット』『データプラン1GB(スマホ)』『データシェアプラン』のいずれかに加入すること

要するに、8月31日までに5Gに契約を切り替えたユーザーは、サービス適用条件を満たすプランに加入していれば、現行の4G回線の料金のまま2年間5G通信サービスを利用できるということです。

例えば、50GBの大容量プラン『メリハリプラン』の場合、通話基本料とデータ定額合わせて月額7480円ですが、そこに『5G基本料』として月額1000円が毎月上乗せされることになります。しかし、前述の通り8月末までの契約で2年間は追加料金が免除されますので、家族割りや固定回線セット割、加入当初の割引などを最大限に適用した場合、5G通信を毎月3480円で利用できるということです。

もっともこの『メリハリプラン』というのは50GBまでの通信制限が設けられたプランではありますが、YouTube、Amazon プライム・ビデオ、LINE、Twitterなど主要な動画サービスやSNSの多くが『カウントフリー』となっています。5Gスマホの端末代金と合わせても毎月1万円前後であれば5G先進国のアメリカや韓国と比べてもそれほど大きな差はないといえるでしょう。

5G通信、データ通信量は制限あり

5G通信が利用できるようになるとこれまで以上にインターネットサイトの利用やSNSの利用機会が増え、もちろんその分1か月に利用するデータ通信量も多くなりますので、大手モバイルキャリアでは通信量無制限のプランが発表されるのではと予想されてきました。

しかし、ソフトバンクは5Gサービスでもデータ通信量は無制限ではありません。というのも5Gサービスが開始するとはいえ、スタート当初は利用できるユーザーやエリアが限られてくるからであるといいます。

5Gのインフラがある程度整った段階になる、もしくは他社が無制限プランを展開するなどすれば、ソフトバンクも改めて無制限プランを検討するのではないでしょうか。

5Gを活用したゲームコンテンツも利用可能

ソフトバンクは5Gの立ち上げに伴い、映像やゲームといったコンテンツ配信サービス『5GLAB』も提供します。これはVR(仮想現実)やAR(拡張現実)、クラウドゲームなどの4つのカテゴリーから構成されるサービスであり、大容量データを瞬時に受信できるといった5Gの特性を実際のサービスを通して消費者に体感してもらうのが狙いです。

中でも、アイドルなどの3Dモデルを楽しめるサービス『AR SQUARE』、AKBのライブ映像などをVRで視聴できる『VR SQUARE』、アイドルのライブを多視点で楽しめる『FR SQUARE』は7月31日まで無料体験が可能であり、8月からは月額500円で利用することができます。ちなみにクラウドゲームを楽しめる『GAME SQUARE』は、月額1800円です。

ソフトバンクから発売予定の5G対応スマホは4種類

5Gサービスをいち早く利用したい!と思っても現状の4G回線対応のデバイスでは5G通信を利用することはできませんので、5G通信を利用するには5G対応のスマホを購入する必要があります。

ここからはソフトバンクで今春に発売される5Gスマホに4種類をご紹介していきます。

AQUOS R 5G

まずは、シャープ製のAQUOS Rシリーズの5Gスマホ『AQUOS R 5G』です。国内メーカーが発表した5Gスマホは同製品が初であり、話題になりました。

AQUOS史上最大の約6.5インチの『Pro IGZOディスプレー』を搭載し、超高精細8K動画の撮影ができるスマホです。下記記事でも詳細についてご説明しておりますのでご覧ください。また、同製品はすでに3/6から予約の受付を開始しています。

国内メーカー初の5Gスマホはシャープから!気になるスペックを大解剖

ZTE Axon 10 Pro 5G

続いてZTE製の『 Axon 10 Pro 5G』は、最新のチップセットなどを搭載し大容量コンテンツが快適に楽しめる有機ELディスプレーを採用したスマホです。また、メインカメラとして3つのカメラを搭載し、Aiが最適な撮影モードを自動で選択してくれるほか、被写体のピントも自動で合わせてくれるため誰でも簡単に高品質な写真を撮影することができます。こちらもAQUOS同様、3/6から予約受付を開始しています。

LG V60 ThinQ 5G

LGエレクトロニクス製の『V60 ThinQ 5G』は、同梱されているディスプレイを搭載した専用ケースを装着することで2画面での操作が可能なスマホです。これは『5G LAB』の『FR SQUARE』を利用する際、音楽ライブやスポーツなどをいろいろな視点から2画面視聴することができます。それだけでなく、日常の利用シーンにおいてもアプリで商品を探しながらウエブで口コミを調べるなど2画面だからこそ可能なマルチタスクで革新的なスマホライフを楽しむことができるでしょう。

もちろん、専用ケースから取り出して本体のみで利用することも可能です。ただ、予約開始は現在4月以降の予定となっております。

OPPO Reno3 5G

最後にご紹介するのはOPPO製の『Reno3 5G』です。これは画面占有率約93.4%を実現した約6.55インチのユーキディスプレイや、4つのカメラを搭載したスマホになります。ただ同製品は他の5Gスマホと数カ月遅れた7月以降の販売予定のようです。

ちなみにOPPOの5Gスマホについては下記の記事にも詳細を特集しておりますのでご覧ください。

中国メーカーのOPPOが日本で使える5G対応のスマホを販売!

5Gサービス開始当初は対応エリアが限定される可能性も

5G通信にかかるサービスや5G対応スマホの販売開始についてご紹介してきましたが、一方で少々不安が残るのが肝心の5G対応エリアが限定的であるところです。

3月27日から5Gサービスが開始するエリアは、東京でも、東京駅から新橋付近と、秋葉原駅周辺とかなり狭く、5Gスマホを購入したとしてもそのエリアに行かなくては5Gを体験することはできません。新宿駅や渋谷といったターミナル駅では今夏以降にカバーする計画です。

というのも、5G通信は現行の4Gよりも電波が飛びにくい新たな周波数を用いるため、現状では一気に全国へエリアを広げにくいといった事情があるからでしょう。

しばらくは5Gスマホを持っていても自分のいる場所が5Gエリアかどうかを確認しつつ電波サーチを行いながら5Gを使うといった少々不自由な使い方となってしまうかもしれません。

とはいえ、ソフトバンクとしては都内の主要エリアを中心に5Gエリアを広げていき、2020年12月末までに5Gの人口カバー率90%を目指すとしています。また、仮に4Gと5Gで同じ周波数を共有するシステムが導入されれば、既存の4Gエリアをそのまま5Gエリアにすることができ、5Gの全国展開を早められるという期待もされています。ただ、このシステム導入には総務省などによる議論が必要であり、今すぐに5Gエリアを拡大するというのは難しそうです。

まとめ

5Gの高速で大容量の通信を利用することで、今までのインターネットの楽しみ方がガラリと変わる可能性もあります。『5G LAB』もその一例ですが、オンラインゲームやエンターテイメントに新たな可能性が生まれたのは言うまでもありません。

とはいえ、しばらくは『5G通信ができる場所探し』をしなくてはならないものの、海外に出遅れた5Gをようやく日本でも体験できる日が近づいています。ソフトバンクでは2年間は4G同様の料金で5Gを体験できるのですからお得感もあるでしょう。

また、ソフトバンクの常務執行役員菅野圭吾氏は今後の5G基地局展開について『総務省へ提出した開設計画を2年前倒しで進める』とも言及しています。いずれにせよ、5Gにかかるサービスばかりが先行して肝心の対応エリアが拡大できなければそれを体験するのは不可能ですので、対応エリアの早期拡大を望むばかりです。