5Gプラン・キャリアの選び方!比較ポイントまとめ

日本で5Gのサービスが開始されるのは、2020年の3月頃ということですでに大手キャリアにおいてはサービス開始のカウントダウンがはじまっているのではないでしょうか。

ユーザーである私たちも5Gサービスを出てから比較するのではなく、事前にある程度の比較軸を持っておく必要があるのではないでしょうか。サービスが出てからというタイミングでは比較する暇もなく、すごい!よさそう!という雰囲気で購入して後で失敗したと後悔してしまうかもしれません。

そうならないためにも5Gチョイスでは、事前に考えておくべき比較軸についてご紹介しておきたいと思います。

5Gのプランはとにかく料金プランで選ぶ

まずは、5Gプランを選ぶポイントして頭に入れておきたいのが料金プランです。

関連記事でも記載していますが、ドコモやソフトバンク、auの三大キャリアにおける通信量定額プランであると機種代の分割払い込みでおおよそ12000円前後の料金プランとなっています。

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すでに5Gのサービスが始まっているところであると、今までのプランに+10ドル程度ということですのでおおよそ1000円が予想されます。

しかし、格安SIMなどを利用しているユーザーにとって、通常2000円前後で出来ていたものが6倍の料金を支払うというのは正直現実味がありません。

現状、格安SIMを販売している会社(MNVO)において5Gが利用できる見通しは立っていないのが現状です。

格安SIMから少し安いプラン、例えば段階的に利用料金が上がるプランで5Gを利用してみたいという方は、おススメしません。

理由は、5Gの良さを最大限利用するポイントは大容量の高速通信であるからです。

段階的にプランが上がるものであれば、直ぐに通信量の壁に当たってしまい5Gの良さを体感できないからです。もしくは壁を突き破った場合には高額な料金を請求される可能性が高いからです。

5Gに乗り換えるという方は、定額制プランを利用できる月額12000円~15000円程度を想定しておく必要があります。

つまり、5Gサービス開始直後ではプランで比較するのは難しいと考えていたほうがいいでしょう。

5Gのプランはアンテナ数で選ぶ

すでに5Gサービスを開始している地域のほとんどで、Youtubeの速度実況動画が撮影され、アンテナの状況が伝えられています。

それは、5Gにおいて重要なのは5G対応のアンテナ・基地局の数だからです。

5Gが利用する電波の種類として、ミリ波とよばれるものがありますが、このミリ波の弱点として

  • 直線性が弱い(建物に弱い)
  • 影響範囲が狭い

という2つの点を抱えています。そのため、大手キャリアでも5Gをカバーするために大量の基地局やスモールセルと呼ばれる小規模基地局の設置を行っています。

東京都も少しでも5G回線が充実するために基地局設置における申請フローを簡単にすることで、アンテナ設置を促進させる動きをみせています。

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つまり、5Gをなるべく広い地域や生活圏において4Gに切り替わることなくスムーズに使いたいという方であれば、まずは5Gのアンテナ数が多いキャリアを選択することをおすすめします。

5Gのプランは使える機種で選ぶ

続いて気になることは、5Gを利用できる機種で5Gプランを選択するというものです。

ソフトバンクは以前、唯一iPhoneを利用できるキャリアとして、スマートフォンシェアを獲得していったことがありましたが、今回もキャリアによって利用できる機種というものは少なからず変わってくることが予想されます。

ただ現状として、世界で利用できる5Gの端末というのは限られており、端末で選ぶというよりも5Gが使える端末を選ぶ

という流れであるような印象です。

現状で5Gとして公開されている機種がこのようなものになります。

(※一部販売前もしくは日本での販売可能性が低いものも掲載しており、日本で利用できる5G端末の一覧ではございませんのであらかじめご了承ください。)

Galaxy S10 5G Vivo:NEX 5G 7 Pro 5G
Galaxy A90 Axon 10 Pro 5G Nubia:mini 5G
Reno 5G Lenovo z6 Mi MiX3
Xperia(ドコモのプレサービスで使用) V50 Thin Q(ドコモのプレサービスで使用) Mate 20X
IQOO  Pro

5Gの課題として挙げられていることの一つとして、この端末問題があります。

中国ファーウェイ問題などにより、日本でファーウェイの製品が並ぶことはまずないことにより5Gが利用できる端末は限られてくるようです。

5Gのプランは付帯されるサービスで選ぶ

5Gのプラン・キャリアを選ぶ際にもっとも注目したいのが、この付帯サービスがポイントになるのではないでしょうか。

KDDIでは、プランの一つにネットフリックスのサービスを利用できるプランを用意しています。

これは、5G回線により動画ストリーミングサービスがスムーズになることから、かなり魅力のあるプランではないでしょうか。

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一方でドコモは、MR技術を搭載しているマジックリープワンとの連携や、ゲームストリーミングサービスなどとの提携をしてきており、こちらもかなりの魅力あるサービスを提供してきているのではないでしょうか。

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ソフトバンクも同様に、クラウドゲーミング会社であるNVIDIAとの協業を2019年10月21日に発表しています。

これは、今後の5Gサービスを開始する際にユーザーへより5Gを体験するためのコンテンツとして考えた協業なのではないでしょうか。

まとめ

5Gのプランや利用するキャリアの選びかた、比較軸はご確認いただけたでしょうか。料金プランでの比較というのは正直かわらないのではないでしょうか。もし料金を比較することができるとしたら、これらからMNOサービスを開始する楽天モバイルがどこまで安く提供できるかが鍵かもしれません。

その他、5Gを利用できる機種はまだまだ限定的であり、これからもっと増えてくることが予想されますが、5Gチョイスでも引き続き5G対応の機種の紹介などをして比較しやすいコンテンツを発信してまいります。