5G対応ゲーミングスマホ『ROG Phone 3』が9月26日発売!

最近続々と5G対応のスマートフォンがリリースされ始めています。5Gは高速で大容量の通信ができることから、オンラインゲームにも適しているとされ、ゲーミングスマホなども多く発売され始めているところです。

そうした中、先日9月23日にASUS JAPAN株式会社は、Android 10搭載のゲーミングスマホ「ROG Phone 3」を9月26日に発売すると発表しました。ゲーム好きには気になる5Gスマホですが、いったいどのような特徴があり、スペック的にはどのような具合なのでしょうか。

本記事ではROG Phone 3の詳細を解説するとともに、5G対応のゲーミングスマホのメリットデメリットまでを解説してまいります。

『ROG Phone 3』とは

まずは、ROG Phone 3の主な特徴や価格、発売日についての詳細を解説していきます。

ROG Phone 3の特徴

基本的にROG Phone 3は、昨年11月に発売された『ROG Phone II』の後継機で、SoC(System on a chip)がSoCがSnapdragon 855Plusから865 Plusになったほか、6.59型AMOLEDディスプレイのリフレッシュレートが120Hzから144Hzになるなど、ゲーミングスマホとして順調に進化をしています。

また、ROG Phone 3はASUSのスマートフォンとしては初めて5Gに対応しており、ドコモ、au、ソフトバンクの5Gネットワークに対応することをASUS側で確認済みとのことです。それに加え、タッチ反応速度も49msから25msに高速化されたり、冷却機能が向上したりと、ゲームや動画視聴などで長時間連続してスマホを利用しても、耐えられる構造となっています。

SIMフリー端末でもありますので、将来的に格安SIM業界が5Gに参入した際に格安スマホとして利用することもできるでしょう。

細かいスペックについては後述いたしますのでこのままご覧ください。

ROG Phone 3の価格と発売日

続いて、ROG Phone 3の価格と発売日についてです。

【価格】

価格はオープンプライスとされており、具体的な値段は発表されておりませんが、

メモリ12GB:119,800円

メモリ16GB:129,800円

といったように、約11~13万円前後となる見込みです。

なお、予約に関しては9月23日から受け付けており、店頭での発売は9月26日からとなります。

ROG Phone 3のスペック

続いて気になるスペックについては、下記の表をもって解説していきましょう。

型番とあるのは12GBが左側の『ZS661KS-BK512R12』、16GBが『ZS661KS-BK512R16』となっています。基本的にこれら2つはメモリーの容量の違いだけでその他スペックには変わりありません。

型番 ZS661KS-BK512R12 ZS661KS-BK512R16
SoC Snapdragon 865 Plus(3.1GHz@8コア)
GPU Adreno 650
メモリ 12GB 16GB
ストレージ UFS 3.1 512GB
ディスプレイ 6.59型AMOLED、Gorilla Glass 6
解像度 2,340×1,080ドット、リフレッシュレート144Hz
OS Android 10(ROG UI)
バッテリ容量 6,000mAh
バッテリ駆動時間 Wi-Fi時約15時間、LTE時約14時間、5G時約8.5時間
インターフェイス USB Type-C(Quick Charge 4.0、USB PD 3.0対応)
カードリーダ
背面カメラ 6,400万画素(メイン)、1,300万画素広角、500万画素広角マクロ
前面カメラ 2,400万画素
SIMスロット Nano SIM×2
通信機能 Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、Bluetooth 5.1
対応バンド 5G NR : n1/2/3/5/28/41/66/71/77/78/79
FDD-LTE : B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/29/30/32/66/71
TD-LTE : B34/38/39/40/41/42/48
キャリアアグリゲーション : 6CA(DL)/2CA(UL)対応
W-CDMA : B1/2/3/4/5/6/8/19
GSM/EDGE : 850/900/1,800/1,900MHz
センサー GPS(GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS、NavICサポート)、加速度、電子コンパス、光、近接、ジャイロスコープ、指紋(画面内認証)、磁気、NFC、超音波
本体サイズ(幅×奥行き×高さ)
約78×171×9.85mm
重量 約240g

これらのスペックと合わせて、従来のモデルと同じく専用アクセサリも用意されており、2画面に増設可能な「TwinView Dock 3」(税別26,800円)、ゲームパッドを合体させる「Kunai 3 Gamepad_3」(同10,980円)などを利用してより快適にゲームを楽しむことも可能です。

5Gに対応することでさらにゲームのプレイ環境の質が上がることには間違いありません。その上で、さらなるスペックを求めるという方は付属品などを買いそろえて環境を整えるのもよいかもしれませんね。

5G対応ゲーミングスマホのメリット

ROG Phone 3もそうですが、5G対応のゲーミングスマホがリリースされたり、各キャリアも5G通信に付随したオンラインゲームサービス等を提供したりしています。

そこで気になるのが、ゲーミングスマホが5G対応になることによるメリットとはどういったことがあげられるかというところです。

ここからはその疑問について紐解いていきましょう。

CPUの処理能力が高い

1つはCPUの処理能力が通常のスマホと比べて高いという点です。CPUとは人間でいう脳の部分にあたり、ゲーミングスマホはCPUの性能が高く、ゲームに必要な大量の計算を素早く行うことができます

要は従来のスマホより要領が良いスマホと思っていただければわかりやすいでしょう。

ゲーミングスマホに使われるCPUはSoCとも呼ばれており、ROG Phone 3の場合はSnapdragon 865 Plusという最新モデルが搭載されています。

格安SIMでも利用できる

ROG Phone 3もそうですが、ゲーミングスマホはほとんどの端末がSIMフリー端末となっています。現状は格安SIM業界は5Gに参入しておりませんが将来的に格安SIMでも5G通信の提供がはじまれば、ゲーミングスマホで格安SIMに移行することができるでしょう。

ゲーム以外のことでも利用できる

基本的にゲーミングスマホは容量が大きく、さらに性能もよいので、ゲーム以外にも仕事などでも利用することができます。さらに5G通信の高速通信に対応していることで、仕事の業務効率も更にアップさせることができるでしょう。

特に仕事で利用する場合は、情報収集などでブラウザのタブをたくさん開いたりメモアプリを開いたりするため動作が重くなりがちです。しかしそんなときでも5G対応のゲーミングスマホなら高速で大容量の通信ができるため、サクサクストレスなく動作を行うことができるのです。

5G対応ゲーミングスマホのデメリット

ただ、5G対応のゲーミングスマホのデメリットとしてあげられる点は下記の点があります。

自宅で利用する場合はWi-Fiのほうが良い場合も

ゲーミングスマホを利用する場所はどこかと考えたときに自宅が思いうかぶ方が殆どでしょう。しかしゲーミングスマホが5Gに対応していたとしても自宅やゲームをする場所自体が5Gエリアに対応していなければ全く意味がありません。

結局はWi-Fiでプレイするということも起こりうるでしょう。

そのため、自宅が5Gエリアの対象になっているのか等をしっかり確認してから購入する必要があります。

通信料がかかる

そもそもゲーミングスマホといってもスマートフォンの一種ですので当然通信料がかかってきます。ゲーミングスマホ以外にも通常のスマホを持っていて、ゲーミングスマホはゲームをするためにしか使わないといった場合は、自宅にWi-Fiが通っていれば通信の契約がもったいないということになるでしょう。

普段から利用するスマホは持っているといった場合は、5Gを利用するために二台スマホを通信に契約するのはいかがかなモノかと検討する必要があるかもしれません。

まとめ

5Gサービスが国内の携帯キャリア3社から始まって、約半年がたちました。続々と5G対応のスマホの機種がリリースされる中で、5G対応のゲーミングスマホも増えてきており、今後はさらにオンラインゲームの需要も拡大していくことが予想されるでしょう。

現在は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で以前より自宅にいる時間が増えたことから、ゲームを始めたという方や新しいゲームにはまったという方も少なくないはずです。5Gエリアが近くにある方、ゲーミングスマホに興味のある方は、ぜひROG Phone 3等ゲーミングスマホの購入を検討してみてはいかがでしょうか。