楽天モバイルも携帯キャリアに参入!5G利用開始は6月だが、料金は?

新たなビジネスのあり方を促進させるネットワーク技術として多くの業界に注目されている5G通信ですが、ドコモ、ソフトバンク、KDDIの携帯大手三社の5Gサービスが開始され、4月1日からは楽天モバイルでも5G基地局の運用が開始されました。

楽天モバイルは独自回線を持ってから間もないため、5Gサービスの全国利用は他社より時間がかかり、6月から利用できる見通しとなっています。とはいえ、楽天モバイルは新たなシステム『完全仮想化ネットワーク』を導入することにより、設備投資費用を抑えられていることから、「利用料金の安さに期待できる」とも噂されてきました。

そこで今回は楽天モバイルの5Gプランや料金設定等について言及してまいります。

楽天モバイルの5G基地局はNECと共同で

2020年3月24日にはNEC(日本電気株式会社)と連携して開発を進めたSub6用アンテナの量産が国内で開始され、4月1日より基地局の運用が開始されている楽天モバイルですが、実際のサービス開始は6月が予定されています。

まずは楽天モバイルがNECと共同で構築した5G基地局とその内容について詳しく見ていきましょう。

・楽天モバイル向けNEC製5G用RUとは

今回、楽天モバイルとNECの両社が連携して開発を進めたオープンRAN対応の第5世代移動通信システム5G用の基地局装置の無線子局を、『Radio Unit』(RU)と呼んでいます。オープンRANとは、無線の送受信装置などの使用をオープンにして、様々な周辺機器の開発をしたり、相互接続をしたりするなど、標準化しようというものです。

この、5G用RUは、NECの技術と実績による高い品質と、3.7GHz帯周波数の超多素子アンテナ(Massive MIMOアンテナ)を搭載しながら小型・軽量・低消費電力の実現に成功し、量産することとなりました。

楽天モバイルは5G用RUを用いて、東京エリアから基地局を設置することでネットワーク構築を進め、2020年6月より5Gネットワークの商用サービスの提供を開始する予定です。

楽天モバイルの5Gプラン

ドコモ、ソフトバンク、KDDIの3社についてはどのキャリアもこれまでの4G通信の料金から大体1000円ほど上乗せされた価格が5G通信の価格として発表されました。

一方で楽天モバイルは、新たなシステム『完全仮想化ネットワーク』を導入することにより、設備投資費用を抑えられていることから、他のキャリアよりも利用料金の安さに期待できるとされていますが、一体どのような料金設定となるのでしょうか。ここからは楽天モバイルの5G利用料の料金設定について予想してまいります。

・楽天モバイルの通信利用料金は2980円!?

先月4月よりドコモ、ソフトバンク、KDDIとならんで正式に携帯キャリアとなった楽天モバイルは、月々2,980円で、楽天回線エリア内のデータ通信と、自社開発のスーパーコミュニケーションアプリ『Rakuten Link』を利用した国内通話が無制限で利用することができます。

しかし、3月3日時点では上記のような発表だったのですが、4月8日に発表された内容では、「Rakuten UN-LIMIT」を2.0にバージョンアップし、楽天の回線ではデータ量など制限なし、パートナー回線エリアのデータ容量を2GB/月から5GB/月にアップとアップし、さらに容量消費後の通信速度を最大128kbpsから1Mbpsに引き上げ無制限で利用することができるようになりました。

・5G利用料金はどうなるのか

まず、参考までにドコモ、ソフトバンク、KDDIの5G利用料金をもっともシンプルなプランで比較すると下記のようになります。

5Gスマホを買うならどのキャリアがおすすめ??各キャリアの5Gプランまとめ

ドコモ
月額料金:7,650円(税抜)
データ量:100GB
ドコモの場合は、5Gギガホ、5Gギガライトの2種類がありますが、5Gギガライトは利用データ量に応じて料金が加算されていくシステム、5Gギガホは毎月100GBの実質無制限のプランの2種類となります。
ソフトバンク

ソフトバンクの場合は、現状の4G回線の利用料金プラス1000円で利用できるというシンプルなプラン設定です。

月額料金:8480円(8月末までに申し込みで1年間無料)
データ量:50GB

例えば、50GBの大容量プラン『メリハリプラン』の場合、通話基本料とデータ定額合わせて月額7480円ですが、そこに『5G基本料』として月額1000円が毎月上乗せされることになります。しかし、前述の通り8月末までの契約で2年間は追加料金が免除されますので実質的に4Gの料金と変わらない料金での利用が可能になるということです。

KDDI

続いてKDDIです。データMAX 5Gを例に挙げますと、『auデータMAXプラン Pro』の5G版で、国内における端末単体でのデータ通信の容量が無制限で利用できるようになります。

月額料金:8650円で(月間通信容量が2GB以下の場合1480円引き)
データ通信量:無制限

このように、大体これまでの4G回線のプランの約1000円程度上乗せで、7000円から8500円ほどのお値段で利用することができます。そしてこの価格から各キャリアごとに割引等が入り、実質4000円程度で利用することができるようになるというわけです。

と、これら3社の料金設定から行くと、楽天モバイルも4G回線の料金から1000円程度の割り増し料金が5G通信の料金になるのではと予想できます。そうすると、割引なしの正規の価格で月額料金は3980円、割引などが適用された場合は、4G回線の料金とほぼ同等の2980円程度で利用することができる可能性もあります。

・格安SIMのサービスも

楽天モバイルが安価なプランで本当に展開していくのであれば、今後影響が出そうな企業が“格安SIM”とも呼ばれるMVNOによるサービスです。総務省では、競争を進めるため、楽天モバイルの新規参入とともに、MVNO促進も主要な政策としています。また、総務省は、時間差を設けずにMVNO版の5Gサービスが登場するよう、携帯大手に求めておりますので、楽天モバイルが火付け役となる可能性も大いにあるのではないでしょうか。

楽天モバイルの5G通信エリアは

実際に、5Gスマホを購入しようと考えている方の中には、楽天モバイルの5G料金が発表されるのを待ってからどのキャリアを選択するか決めようと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かに、料金は安ければ安いほど良いものの、5Gスマホを購入しても、5G通信ができるエリアがきちんと構築されていなければ5Gを利用することはできません。

楽天モバイルの5G通信エリアが広ければ何の不便もないものの、その構想はどのような具合なのでしょうか。

・楽天モバイルも限定的?

これまで携帯大手3社が発表してきた5Gエリアは極めて限定的で、Wi-Fiスポットのような形となっていました。というのも、『5Gスポット』まで足を運ばなければ5G通信を利用することができないというわけです。

楽天モバイルも利用開始当初は東京都の一部のみとされていますので、非常に限定的となる可能性が高いでしょう。また、楽天モバイルに限らず、現在はコロナウイルスの影響で基地局の構築の進捗に影響が出ているのだといいます。

5Gのエリア拡大はコロナの影響を受けるのか

6月から利用開始されるものの、当初は広範囲で5Gを利用することはできないのではないでしょうか。

ですので、もし5Gスマホの購入を考えているのであれば、5Gエリアの広がり具合をきちんと各キャリアで確認することは必須です。

4Gから5Gにプラン変更するためには何が必要?変更時に確認しておく3つのチェック項目

まとめ

本記事では楽天モバイルの5G通信の料金プランや、エリアについて予想してみました。やはりサービス開始当初は他のキャリア同様にエリアが限定的であることが予想されるものの、NECと共同で基地局を新しいシステムの基地局の構築を進めているということで、さらなる範囲拡大を急いでいるところでしょう。

また、格安SIMへの参入や、他キャリアよりも比較的低価格で利用することができるなどの期待も大きいです。

5Gスマホを検討中の方は、楽天モバイルの公式発表を待ってから購入してみてもよいかもしれませんね。5Gチョイスでは今後も新規発表があり次第随時情報を更新してまいりますので是非参考にしてください。