5G搭載機種一覧と、おすすめの買い替え時期

2020年の春より日本国内でも5Gサービスがスタートしました。それに伴い、国内キャリアでも5Gスマホの販売や、5G向けプランが登場しています。現在4Gのスマホを利用している方は、これから5G対応スマホに乗り換えようと考えている方は多いのではないでしょうか。現在国内で発表されている5Gスマホには、どんな機種があるのでしょうか。今回の記事では販売キャリアの紹介や、おすすめの買い替え時期、5G機種の特徴についてお伝えします。5Gスマホが気になっている方は、ぜひ目を通してみてください。

5G搭載機種一覧と、販売キャリアまとめ

国内キャリア大手3社は、それぞれ5Gスマホのリリースを発表しています。auとソフトバンクは夏商戦に向けて新機種(主に5G非対応機種)を追加発表する見通しです。楽天モバイルやワイモバイルなど、格安スマホでは2020年4月現在では確認が取れませんでした。現状、発表されている5Gスマホは以下の通りです。

ドコモの5Gスマホについて

機種名 発売日 価格 購入補助 プロセッサ メーカー
Galaxy S20 5G 2020年3月25日 102,960円 68,640円 Snapdragon 865 サムスン
AQUOS R5G 2020年3月25日 111,672円 74,448円 Snapdragon 865 シャープ
LG V60 ThinQ 5G 2020年4月下旬以降 118,008円 78,672円 Snapdragon 865 LG
Xperia 1 II 2020年4月下旬以降 123,552円 82,368円 Snapdragon 865 ソニー
Galaxy S20+ 5G 2020年5月下旬以降 114,840円 76,560円 Snapdragon 865 サムスン
arrows 5G 2020年6月下旬以降 134,640円 89,760円 Snapdragon 865 富士通
Galaxy S20+ 5G

Olympic Games Edition

2020年6月以降 未定 未定 Snapdragon 865 サムスン

auの5Gスマホについて

機種名 発売日 価格 購入補助 プロセッサ メーカー
Galaxy S20 5G 2020年3月26日 117,480円 68,425円 Snapdragon 865 サムスン
AQUOS R5G 2020年3月27日 129,145円 74,405円 Snapdragon 865 シャープ
Xperia 1 II 2020年5月以降 133,600円 79,120円 Snapdragon 865 ソニー
Galaxy S20+ 5G 2020年5月下旬以降 133,280円 76,475円 Snapdragon 865 サムスン
OPPO Find X2 Pro 2020年7月以降 未定 未定 Snapdragon 865 OPPO
ZTE a1 2020年7月以降 未定 未定 Snapdragon 765G ZTE
Mi 10 Lite 5G 2020年7月以降 未定 未定 Snapdragon 765G Xiaomi

 ソフトバンクの5Gスマホについて

機種名 発売日 価格 購入補助 プロセッサ メーカー
AQUOS R5G 2020年3月27日 129,600円 64,800円 Snapdragon 865 シャープ
ZTE Axon 10 Pro 5G 2020年3月27日 89,280円 44,640円 Snapdragon 865 ZTE
LG V60 ThinQ 5G 2020年4月下旬以降 未定 未定 Snapdragon 865 LG
OPPO Reno3 5G 2020年7月下旬以降 未定 未定 Snapdragon 765G OPPO

 4Gから5Gスマホに変更するときの注意点

次に4Gスマホから5G対応機種に変更する際に、注意しておきたいポイントについてお伝えします。

スマホ自体を買い替えないと5Gは利用できない

現行の4Gスマホは5Gに対応していないので、5Gを体験するには5G対応デバイスを購入しなければなりません。つまり機種そのものの買い替えが必須となるでしょう。現在4Gスマホを利用していて5Gに興味がある人の中には、プラン変更やアプリのインストールで5Gが使用できるようになると考えている人も少なくないようです。しかし実際に5Gを使用するには、専用の機器が内蔵された端末である必要があります。5Gサービスを利用するには、上記で紹介したような日本国内で販売されている5G対応機種を用意してください。

また5Gサービスが開始されると、従来の4G回線が使用できなくなるのではと疑問に思っている人もいるでしょう。その点はご安心ください。当面は4Gと5Gの両方が共通運用されていくことになっています。規格に差が開きすぎるとサービス展開に制約が発生するかもしれないので、5Gと並行する形で4G規格が拡張され、同時運用される形となっています。

4Gから5Gにプラン変更するためには何が必要?変更時に確認しておく3つのチェック項目

居住地域が5Gエリアに対応しているかの確認

4Gから5Gに買い替える時に注意しておきたいことがあります。それはスマホを利用するエリアが、販売キャリアの5Gサービスに対応している地域かどうかの確認です。現状、5Gには電波の範囲が狭いというデメリットがあるのをご存知でしょうか。楽天などは400以上のアンテナを設置する計画を発表していますが、楽天モバイルでは5G対応機種の販売は発表されていません。

3大キャリアも揃って大規模なアンテナ増設を計画していますが、2020年4月現在ではまだまだ対応エリアが少ないのが実状です。現在は各キャリアとも、50局程度のアンテナしか対応できていない状況にあります。つまり5Gサービスは、基地局の筈に応じて利用範囲が変わってくると認識してください。2020年4月現在では、5Gが利用できるエリアは限定的な範囲となっています。各販売キャリアでは5G対応エリアを公表しているので、そちらを参考にするといいでしょう。

5Gは結局どこで使える?ドコモの5G基地局都道府県別まとめ(3月末時点)

5Gスマホに機種変更するにはこの時期がおすすめ

5Gスマホを用意しても、5Gサービスそのものが普及していなければ意味がありません。

上記で紹介したように、現状では基地局の普及はまだまだ進んでおりません。5Gが一般的に普及するようになるまでに、大まかに見て数年はかかるとも言われています。

そんな5Gスマホに機種変更するのに最適な時期とは、一体いつなのでしょうか。結論から言いますと、自宅や活動エリアが5G対応エリアになってからがおすすめの時期です。「5Gには興味があるけど、とりあえずスマホが使えればいい」という認識であれば、現在お使いの機種が使えなくなってから新機種を検討するぐらいのペースでも構わないかと思われます。

それではいつ頃から、5Gは普及し始めるのでしょうか。たとえばドコモでは、下記のようなスケジュールを公開しています。

5G対応エリアの今後の予定

2020年3月末 全国150か所
2020年6月末 全都道府県に導入予定
2021年3月末 全政令指定都市に導入予定
2021年6月末 500都市以上に導入予定

 

全政令指定都市に導入されるのは2021年3月末と、約1年後の計算になります。さらにこの場合でも、政令指定都市全域で利用できるとは限りません。5Gスマホが4Gスマホのように普及するのはいつ頃か、性格に検討をつけるのは非常に難しいと言えるでしょう。ただし5Gスマホを発表している販売キャリア3社では、それぞれ5G対応スポットを公開しています。

こうした情報は、常に最新の情報に更新されていきます。基本的に限られた一部の対象エリアからサービスの提供を開始し、順次拡大していく予定となっています。まずは上記のサイトを利用して、お住まいのエリアが5G対応エリアかどうか確認してください。自宅や活動エリアが非対応地域である間は、導入を急ぐ必要がありません。生活圏内が5Gサービス圏内になった時こそが、5G機種への買い替え時期に最適な時期と言えるでしょう。

KDDIとソフトバンクが合弁会社を設立!5Gエリアの拡大は今後どうなる?

 

まとめ

現在国内で発表されている5G対応機種と、5Gスマホに買い替えるのにおすすめの時期を紹介しました。

販売キャリアであるドコモ、au、ソフトバンクはそれぞれ5Gスマホを発表しています。5Gを利用するには5Gサービスに対応した専用端末を用意する必要があるので、注意してください。また現状では5Gの基地局が少なく、利用できるエリアは非常に限定されていると言えます。自宅や活動エリアが5G圏内であれば問題ありませんが、そうでないのなら様子を見る必要があるでしょう。販売キャリアの5G対応エリアマップを確認し、エリアい含まれていると判明してから買い替えるようにしてください。

長期的に見れば、5Gサービスは必ず普及していくでしょう。だからこそ買い替えに最適な時期を見極めて、5Gの利便性を存分に感じてください。