5G時代を先駆けてKDDIが提案!動物園×デジタル『one zoo』とは

5Gはリアルタイムとの遅延がほぼなくなることや高速、大容量通信が可能になることから、様々な場所での利活用が期待されています。それは動物園などのレジャーパークやテーマパークにおいても同様に、5Gなどの最新技術を活用して新しい楽しみ方の提供が計画されているのです。

そんな中、5G時代を先駆けてKDDIでは動物園とデジタルをコラボさせた『one zoo』というアプリを発表しました。スマホやタブレットで多くのことをこなすことができるようになるなど、デジタル化された世の中で、動物園はどんな楽しみ方へと変化していくのでしょうか?

動物園×デジタル『one zoo』について


KDDIは博報堂と共同で2018年9月から、デジタルと動物園を融合させたユニークなアプリ、『one zoo』を提供しています。『one zoo』は、動物園で飼育されている動物の動画閲覧や、実際に動物園を訪問した際に役立つ音声ガイドなどに対応するアプリで、アンドロイド版、iOS版共にすでに公開されています。

https://onezoo.jp/

同アプリは動物園内外で楽しめる動画コンテンツに加えて、動物園内で使える音声ガイド、園内マップ、スタンプラリーなどの機能も備えており、アプリを活用することで動物やより深く知ることができ、今までよりも更に楽しむことができると人気です。特に子育て中だと思われる30代~40代の女性客に人気だといいます。

スタンプラリーなどの既存のサービスや、レストラン情報等もアプリ上で確認することができるようになったり、アプリ上に動物の写真や動画をアップすることでアプリ利用者同士でコミュニティが生まれたりというように、便利サービスや新しい楽しみ方も期待されています。

5Gで楽しめる動物園

KDDIが『one zoo』の提供を始めたことで、今後は多くの動物園がこういったアプリと手を組んだり、はたまた新しいサービスが出てくることも予想されます。特に、5Gの提供が開始されればそのサービス内容の幅はますます増えていくといえます。

例えば、それは家に居ながらのリアルタイムショー鑑賞であったり、動物園内においても動物のリアルな声や気持ちを理解できるようなサービスであったり、様々です。

VRを活用して離れた場所からショーをみることができる

『one zoo』は今後動物園に、観光望遠鏡のようなハードウェアの設置を考えているのだといいます。望遠鏡に100円玉を入れて覗くと、目の前にいる動物がよく見えるかと思いきや、VR映像で他の動物園にいる動物や世界中にいる様々な動物を見ることができ、リアルの場で新たなデジタル体験ができるものです。

これまで、小さなお子様連れの方はあまりに人が多い場所での鑑賞は、動物がみえにくかったり、子供が背伸びをしていると気になったりということはありませんでしたか?それを、離れた場所から、望遠鏡を使って鑑賞することで、リアルタイムで楽しむことができる上に、VRは360°自由角度からの鑑賞が可能になるので決して臨場感も失いません。

5Gで動物の意外性に気が付くことができる

これまで、動物がなぜあんな行動をしているんだろう疑問に思ったり、あんな顔をしているのに、実はよろこんでいると飼育員さんに教えてもらった、などという経験はございませんか?
このように、実は動物と人間の間に、疑問やギャップ等の穴があったのです。

それをテクノロジーで埋めることができればどうでしょうか?例えばAi(人口知能)を活用することで、アプリ上で動物をタップすると、こういう行動をした動物は『今、喜んでいます』とか、『怒っています』ということを教えてくれると、もっと動物との距離が近くなり、動物園を更に楽しむことができるようになります。

しかし、動物の今現在の行動の意味や、気持ちを知りたくても、現在の4G回線やWi-Fiでは遅れが生じてしまい、通信をしている間に様子が変化してしまったなどということも起こってしまいます。そんな時に、5G通信を利用することで、まさにリアルタイムの動物の様子を理解することができるようになるのです。

アプリを通して家に居ながら動物園をたのしめる

2020年は5G対応のスマートフォンも日本で発売されると予想されており、それを境に一般家庭にも5Gが普及していくことが考えられます。そうすると、家に居ながらもスマホアプリでリアルタイムの動物園を鑑賞することができるのです。

大量の通信を要しますが、大容量、且つ高速な通信が可能な5Gであれば、ローディング状態などのストレスを感じることもありません。また、5Gの低遅延の特性を活かして、リアルタイムでの配信、鑑賞が可能になるため、絶対に行きたかったショーが開催される日に、外に出ていくことが出来なかったという場合にも、リアルタイムな動物園を楽しむことができるようになります。

まとめ

今後は動物園もデジタル化を図っているということで、インターネットを通して楽しむ楽しみ方が主流になっていくと言えます。5G通信を利用することで、家に居ながらリアルな動物園を体験できることは、学校の校外学習にも活用されていき、よりリアリティを追及した教育も可能になっていくかもしれません。それは、家庭内でのお子様の教育ももちろんです。

今やスマホやタブレットで簡単に手のひらから情報を得ることができる時代です。最新技術をうまく活用することで、これまでなんとも感じなかったものを楽しくかんじることができたり、深く追及したりすることができるようになるかもしれません。