5Gスマホ新料金プランを一括比較!ドコモauソフトバンクの費用を分かりやすく解説

菅首相の携帯代金の値下げ要請を受け、ドコモ・au・ソフトバンクが、新しい料金プランを発表しています。新料金プランはどれも、従来の通信プランよりお得に設定されており、今までよりも安くスマホを利用することが可能です。
3大キャリアが揃って格安プランを出したことで、スマホユーザーの中では「どのプランが1番お得なのか」と考えている方も多いでしょう。そこで本記事では、3月から始まる格安新料金プランの開始に合わせ、どのキャリアが最もお得に使えるのか解説していきます。プラン変更を検討している方や、スマホの乗り換えを考えている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
Contents
新料金プランとは
そもそも新料金プランとは、従来の通信料金プランにありがちだった「料金が高い」「詳細がわかりにくい」という問題を解決した料金プランです。ドコモからは「ahamo(アハモ)」、auからは「povo(ポヴォ)」、ソフトバンクからは「LINEMO(ラインモ)」がそれぞれ登場しています。
結論1番お得感があるのは??
ドコモ・au・ソフトバンクの新料金プランの月額費用は、auとソフトバンクが、2,728円(税込)となっており、ドコモが2,970円(税込)で2社よりも242円高い設定です。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
ahamo | povo | LINEMO | |
月額料金(税込) | 2,970円 | 2,728円 | 2,728円 |
料金だけをみると「povoとLINEMOが安い」と感じた方もいるかもしれません。しかしahamoは5分通話無料が含まれた料金となっており、同様のオプションやトッピングを付けた場合、povoとLINEMOは上記金額に550円(税込)の追加料金がかかるのです。
つまり電話を5分以上するというユーザーは、ahamoが最もお得です。
一方、KDDIのpovoには「トッピング」と呼ばれる、月や日単位でオプションをオンオフできる機能があります。例えば以下のようなトッピングが利用可能です。
・5分以内の通話がかけ放題:月額550円(税込) |
・データ通信ノーカウント:24時間220円(税込) |
とくに「24時間限定のデータ通信ノーカウント」を、魅力的に感じるユーザーは多いでしょう。
たとえば月末の通信制限がかかったときや、外出先でオンライン会議があるときだけ、このオプションを追加するというような、自由度の高さが特徴とです。
ソフトバンクのLINEMOよりも、ユーザー好みにカスタマイズできるという点では、auのpovoが最もお得と言えます。
一方のLINEMOに関しては、何と言ってもLINEの通信量がカウントフリーとなっています。メッセージや音声通話だけでなくビデオ通話もカウントフリーの対象になるためLINEを頻繁に使うユーザーにとっては、LINEMOがお得になるでしょう。
ユーザーが求める内容によってお得感が違う
上記でご紹介したとおり、月額基本料金としてだけ見ればpovoとLINEMOが安く提供されることがわかります。しかし5分通話無料サービスやLINEの通信量、好みのカスタマイズなどを踏まえてみると、ユーザーの使用状況によってお得感を感じるサービスは大きく異なるかもしれません。
ドコモ:電話をよく使うユーザーにぴったり
KDDI:月末のデータ容量が心配なユーザーにぴったり SoftBank:ラインをよく使うユーザーにぴったり |
・ドコモ・KDDI・ソフトバンクの料金表
こちらでは、今回新料金プランを発表した3大キャリアの詳細についてまとめています。月額料金以外に発生する費用や、プラン詳細について知りたい方は、ぜひチェックしてください。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
ahamo(3/26開始) | povo(3/23開始) | LINEMO(3/17開始) | |
通信網 | ドコモ(5G対応) | au(夏5G対応) | SB(5G対応) |
高速通信通信量 | 月20GB | 月20GB | 月20GB |
制限時の通信速度 | 1Mbps | 1Mbps | 1Mbps |
月額料金(税込) | 2,970円 | 2,728円 | 2,728円 |
通話定額 | 1回5分まで無料
+1000円(制限なし) |
+500円で5分定額
+1500円で制限なし |
+500円で5分定額
+1500円(制限なし) |
初期費用 | 0円 | ? | 0円 |
制限解除オプション | 500円/1GB | 500円/1GB
200円/24時間使い放題 |
500円/1GB |
通信制御 | ― | 使い放題オプションは
混雑時や動画での通信制御あり |
時間帯によって速度制御 |
カウントフリー | ― | ― | LINE(トーク、
音声・動画通話) |
家族割り | 有り | ― | ― |
最低利用期間 | なし | なし | なし |
契約解除料 | なし | なし | なし |
転出手数料 | なし | なし | なし |
以下ではドコモ・au・ソフトバンクの新プランの詳細について、それぞれ解説しています。自分にとってどのプランがあっているか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
ドコモ「ahamo」
(参考:新料金プラン「ahamo(アハモ)」を発表 docomo)
3社の中で、最初に格安新料金プランを発表したのがドコモの「ahamo(アハモ)」です。従来スマホのプランは、複雑で分かりにくいことが問題視されていました。しかしahamoは、オプションや追加料金もありません。シンプルで分かりやすい料金設計から、スマホ市場では大きな話題となりました。
ドコモの新プランは、他の2社より242円高い月額3278円ですが、5分間の通話し放題が含まれています。電話をよく使う方にとっては、ahamoの料金設計はかなり魅力的でしょう。また利用開始当初の3月から5Gが使えるようになっているのも特徴です。
ドコモのahamoについて、もっと知りたいという方は、こちらの記事をご確認ください。
KDDI「povo」
(参考:povo KDDI)
ドコモの「ahamo」が今までにない格安新プランを出したことで、KDDIも格安新プラン「povo(ポヴォ)」を発表しました。
povoがドコモやソフトバンクと差別化したのは「トッピング」と呼ばれるオプションサービスです。先ほども説明した通り、povoは1ヶ月や1日単位でオプションを設定することができます。自分が必要なオプションを、自分が必要なタイミングでつけられるという自由度の高さが人気です。
povoの詳細は、以下の記事をご確認ください。
ソフトバンク「LINEMO(ラインモ)」
(参考:LINEMO SoftBank)
3社の中で最後に新料金プランを発表したのが、ソフトバンクの「LINEMO(ラインモ)」です。ソフトバンクはすでに「SoftBank on LINE」という料金プランを発表していましたが、このプランをリニューアルさせたのが「LINEMO(ラインモ)」となっています。
KDDIのpovoと同様に、料金は月額2,728円(税込)で、通話料もオプション化されているのが特徴です。またLINEMO(ラインモ)独自の強みとしては、LINEの「トーク」「音声・ビデオ通話」での通信料がカウントされないという点でしょう。夏以降には、本来有料のクリエイターズスタンプが、使い放題になる見込みですので、よくLINEを使うユーザーはLINEMOがおすすめです。
LINEMOの詳細はこちらの記事がおすすめです!!
LINEMOの手数料については、こちらでまとめています。
今MVNOの格安SIMを買うメリットはある?
従来、スマホを安くしたいなら「格安SIM」で契約をするというのが一般的でした。直近では通信キャリア3社が、新料金プランを続々と発表していることを受け、格安からメインブランドの新料金プランに乗り換えを検討しているユーザーも多いのではないでしょうか。しかしスマホを1円でも安く使いたい方なら、格安SIMは未だ強力です。
・3GBまでの小容量格安SIM
格安スマホの大手「OCN モバイル ONE」では、3GBのデータSIMDで月額968円(税込)という圧倒的な低価格化を実現しています。こちらは通話なしのプランですが、SMS機能をつけても1,100円(税込)で利用可能です。
そのほかにもauネットワークの格安SIM「IIJmio プランA」は、3GBのデータSIMDで月額990円(税込)となっています。
仕事用などのサブ機として格安SIMを利用するのであれば、低容量プランでもまったく問題ないでしょう。
・20GBの大容量格安SIM
ドコモauソフトバンクの新料金プランが、揃って20GBのプランを出したことで、今のスマホ市場は、20GBプランの料金戦争が起こっています。格安SIMも20GBプランで料金を下げる動きが相次いでいます。
たとえばQTモバイルでは、ドコモのメイン回線を使ったプラン「Dタイプ20GB」の料金が、月5,390円(税込)から月2,200円(税込)と大幅に値下げしています。また、このプランから通話機能を取り除くと、月額2,262円(税込)とさらに携帯代がお得になるのです。ポケットWi-Fiをお持ちの方や、電話機能がいらないという方は、デー通信専用の格安SIMを選ぶとよいでしょう。
まとめ
3月を前に、ドコモ・au・ソフトバンクから格安新プランが出揃ったことで、スマホのシェア争いはますます加速するでしょう。現状、最もお得なのはauのpovoですが、プラン詳細を確認して自分にあったプランを見つけることが大切です。
また今後は、SoftBank on LINEがリニューアルして、LINEMOになったように、他のキャリアからも新プランも登場するかもしれません。今後のプランについては、引き続き5Gチョイスでお伝えしていきますので、ぜひチェックしてください。