5G対応の折りたたみスマホ『motorola razr 5G』がソフトバンクで発売決定

3月4日にモトローラ・モビリティ・ジャパンは、5G対応の折りたたみスマホの発売を発表しました。
発売日は3月中旬が予定されており、ソフトバンクから発売されます。スマホを折りたたむことで、無理なく邪魔にならず鞄やポケットに収納できるようになるでしょう。
折りたたんだ状態でも、スマホの外側にあるクイックビューディスプレイで、メッセージの送信や通知の確認などができます。海外では2020年9月に発表されていた端末であり、グローバルでの評判も高く、日本市場でも注目が集まっています。
今回は5G対応折りたたみスマホ『motorola razr 5G』について、詳しく解説していきます。5Gスマホに興味のある人、折りたたみスマホに興味がある人は、最後まで目を通してみてください。
Contents
『razr 5G』とは
モトローラ・モビリティ・ジャパンが販売する『motorola razr 5G(以下razr 5G)』は、5G対応の折りたたみスマホです。
モトローラ・モビリティは、アメリカイリノイ州に本社を置く通信機器開発製造会社で、日本ではスマホや携帯電話で有名です。
『razr 5G』は、海外では昨年9月に発表されています。5G対応の折りたたみスマホとして評判も高い人気モデルでしたが、日本では未発売でした。そんな『razr 5G』が、いよいよ日本にも上陸します。国内キャリアとしてはソフトバンクが独占販売を行います。
razr 5Gの特徴
『razr 5G』は本体を二つ折りにでき、コンパクトな形状でに持ち運びが可能なスマートフォンです。折りたたみ機能以外にも、さまざまな魅力的な機能を備えています『razr 5G』の特徴と魅力について見ていきましょう。
ディスプレイ
『razr 5G』は折りたたんだ状態でも開いた状態でもディスプレイが使えます。
開いた形状のディスプレイは、6.2インチ(HD+、2142x876ドット)の大画面。横向きにすると映画業界で使用されている超広角と同じ21:9の「シネマビジョンアスペクト比」となり、快適に動画を視聴できます。
折りたたんだ状態では、2.7インチ(SD、800×600ドット)のサブディスプレイ「クイックビューディスプレイ」が搭載されています。
クイックビューディスプレイ
『razr 5G』の本体背面には、サブディスプレイとなる「クイックビューディスプレイ」があります。
クイックビューディスプレイでは、さまざまな機能が利用できます。たとえばスマホを開かないままアプリ操作、通知確認、発信、セルフィー撮影などが実行できます。カメラには光学手ブレ補正が搭載されているので、鮮明な写真を撮影できるでしょう。
Moto Action
『razr 5G』には「Moto Action」と呼ばれる機能も搭載されています。Moto Action機能により、簡単なジェスチャーでスマホ操作が可能となります。
たとえばスマホを持ったまま、手首をすばやく2回ひねるとカメラが起動します。さらに2回ひねると自撮りモードに切り替わります。3本指で画面にタッチすると、スクリーンショットが撮影できるでしょう。
スマホを握って縦に2回振り下ろすと、画面やボタンを操作せずともフラッシュライトが点灯し、周囲を明るく照らします。緊急時の停電や、狭い場所に物を落としてしまった時に役立つでしょう。
5G通信対応
『razr 5G』は5G通信対応となっています。5G対応により今まで以上の超高速通信を実現。お気に入りの動画をわずか数分でダウンロード可能となりました。
さらにQualcomm® Snapdragon™ 765Gプロセッサーにより、高速処理を実現しています。8GBの大容量メモリによりスムーズな動作が可能。写真・音楽・映画・ゲーム用に256GBのストレージ容量が確保されています。
これらの高性能CPU・大容量メモリにより、驚くほどの高速パフォーマンスで快適に利用でき、快適な5G体験が楽しめるでしょう。
razr 5Gの基本情報
次に『razr 5G』の性能や価格について見ていきましょう。
razr 5Gの性能
サイズ | 約72.6×169.2×7.9mm
約72.6×91.7×16mm(折りたたみ時) |
重さ | 約192g |
ディスプレイサイズ | 約6.2インチ(メイン)
約2.7インチ(サブ) |
カメラ | メインカメラ:約4800万画素
サブカメラ:約2000万画素 |
動画最大撮影サイズ | 4K(3840×2160ドット) |
表示方式 | 有機EL |
解像度 | メインディスプレイ:HD+(2142×876ドット)
サブディスプレイ:SD(800×600ドット) |
バッテリー容量 | 2800mAh |
OS | Android™ 11 |
CPU | Snapdragon 765G(オクタコア)2.4GHz+2.2GHz+1.8GHz |
ROM/RAM | 256GB/8GB |
テザリング | 10台 |
おサイフケータイ® | 非対応 |
世界対応ケータイ | 対応 |
生体認証 | 指紋、顔 |
発売日 | 2021年3月下旬以降 |
razr 5Gの価格
ソフトバンクが発表している本体価格は198,000円ですが、トクするサポート+適用で実質価格は99,000円となります。さらに割引キャンペーンを適用することで、もっと価格を抑えて購入可能です。
通常 | トクするサポート+ | |
分割 | 月々4,125円(税込)× 48回 | 月々4,125円(税込)× 24回 |
総額 | 198,000円 | 99,000円 |
料金プランと合わせた月々の支払い金額は、以下のとおりです。
機種代金 | 4,125 円/月 |
メリハリ無制限 | 4,928 円/月 |
合計金額 | 9,053 円/月 |
メリハリ無制限は、4Gも5Gもデータ量無制限で、月額4,480円で利用できる料金プランです。プラン内に通話とデータが含まれており、「新みんな家族割」や「おうち割 光セット」などの割引キャンペーンも適用されます。
razr 5Gはこんな人におすすめ
『razr 5G』は以下のような人におすすめの機種です。
最新ガジェットに興味がある人
『razr 5G』は、最新ガジェットや最新テクノロジーが好きな人におすすめの機種です。
モトローラ・モビリティは『razr 5G』を、日本におけるプレミアムセグメント製品として位置付けています。ターゲットユーザーには、ガジェットやテクノロジーが好きなアーリ-アダプターを想定。人とは違うデバイスを持ちたい人にとって、魅力的な機種であると言えるでしょう。
コンパクトなスマホがほしい人
『razr 5G』は持ち運びに便利なポケットサイズなので、コンパクトなスマホが欲しい人におすすめです。
6.2インチのディスプレイは、柔軟性に富んだ画期的な素材で製造されています。半分に折りたたんで持ち運びしやすく、鞄の中で場所を取らず、ズボンや服の胸ポケットにもしまえます。
クイックビューディスプレイにより、折りたたんだままでもアプリの通知確認や操作が行えます。状況に応じて、さまざまなスタイルで使用できるでしょう。
razr 5Gの注意点
魅力的で画期的な『razr 5G』ですが、いくつか注意点があります。
たとえば『razr 5G』のハードウェアはグローバル準拠なので、FeliCa(おサイフケータイ)には対応していません。その代わりに世界対応ケータイに対応しています。またPayPayなどQRコード決済アプリのショートカットを置いておけば、本体を開くことなくすぐにQRコードの表示が可能です。
『razr 5G』は防水・防塵・耐衝撃にも対応しておりません。取り扱い時には破損に対する注意が必要です
テレビもワンセグ・フルセグともに非対応となっていますおサイフケータイを利用している人、スマホをテレビとして利用する人、防水・防塵・耐衝撃機能が欲しい人は注意しておきましょう。
まとめ
今回は5G対応の折りたたみスマホ『motorola razr 5G』を紹介しました。
近年のモトローラ・モビリティは、SIMフリー市場に向けのミッドレンジモデルを中心に展開してきました。しかし今回の『motorola razr 5G』は、日本向けに初めて投入する5G対応のプレミアムモデルです。
クリックビューディスプレイとMoto Action機能により、折りたたみ状態でも簡単な操作が行えます。折りたたんだ時にはシャツの胸ポケットに無理なく収納できるサイズなので、小型スマホを持ちたい人におすすめです。
5G対応でコンパクトに使用できるスマホとして、先行販売されている海外での評価も高い『razr 5G』。日本でも注目を集めており、正式な発売日が待たれます。5G対応スマホへの乗り換えを検討している人は、『razr 5G』を候補に入れてみてはいかがでしょうか。