KDDIの『九州・沖縄地方』5G対応エリアまとめ(3月末時点)

前回の記事では福岡県をピックアップして、3月末から今夏までの5G対応予定エリアについて解説しました。

九州は福岡のほかに、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄の8県から成る地方です。今回は、福岡を除いた7県の5G対応エリア、および今後の展開予定について見ていきたいと思います。

『佐賀県』3月末から5Gを利用できるエリア

KDDIが5Gサービスを開始したのは3月26日です。サービス開始当初から5Gを利用できるとアナウンスされているエリアを佐賀県から見ていきましょう。

施設・スポット名 詳細
佐賀県佐賀市兵庫町大字藤木 一部
佐賀県佐賀市兵庫北 一部

兵庫町大字藤木、兵庫北の2エリア、それぞれ一部です。KDDIの公式ページにも5Gエリアについて『一部』としか記載がなく、具体的にどのあたりで利用できるのかといったところは不明点でもあります。

『大分県』3月末から5Gを利用できるエリア

続いて大分県ですでに5Gを利用できるエリアを見ていきます。

施設・スポット名 詳細
大分県大分市賀来西 一部
大分県大分市賀来南 一部
大分県大分市賀来北 一部

意外にも大分駅などの中心部ではなく、各方面ということでした。基地局設置の問題もあるのかもしれませんね。

『沖縄県』3月末から5Gを利用できるエリア

佐賀、宮崎、鹿児島の3県については3月の展開はありません。次は沖縄で利用できるエリアを紹介します。

施設・スポット名 詳細
沖縄県那覇市奥武山町 一部
沖縄県那覇市久茂地 一部
沖縄県那覇市松尾 一部
沖縄県那覇市泉崎 一部
沖縄県那覇市牧志 一部

沖縄県は那覇市の5エリアにとどまりました。HISが2020年3月に行った『人気旅行先ランキング』の調査では、沖縄県は北海道につづいて二位となり、観光スポットも多くあることからおなじみの観光地となっています。旅行客にとってはWi-Fiのある場所や通信環境の整った場所が好まれますので、今後の展開に期待したいところです。

『佐賀県』4月末以降から5Gに対応予定のエリア

佐賀県における3月末のサービス開始当初から5Gを利用できる場所は兵庫町の2エリアにとどまりました。5Gの展開は順次時期を刻んで対応されていくとみられていますので、ここからは4月以降の展開予定について見ていきましょう。

赤い円の部分が4月以降に5G対応予定のエリアです。鍋島駅付近、ゆめタウン佐賀付近の二か所になります。

上記画像がゆめタウン佐賀付近の拡大図、

こちらが鍋島駅付近の拡大図です。具体的なスポットの位置などは詳細は分かりかねますが、おそらくエリアというよりは『Wi-Fiスポット』のようなイメージが近いでしょう。KDDIで5Gスマホを購入されたとしても、いずれかの場所に足を運ばなければ通信を利用することができませんので、不便かもしれません。

『大分県』4月以降に5G対応予定のエリア

続いて大分県を見ていきます。

画像左下の賀来駅の部分が4月末以降、大分西高校の表示にかぶっている部分、大分中央郵便局付近、また、画像右上の部分に見えるそれぞれ黄色い円が今夏以降対応予定のエリアになります。

賀来方面は、3月からの展開もありましたので、4月も順次拡大していくのかと思われましたが、おそらく賀来駅構内のみにとどまるのではないでしょうか。

『鹿児島県』4月以降から5Gに対応予定のエリア

鹿児島県は3月末から5Gが利用できるエリアはありませんでした。

しかし、今夏以降は非常に広範囲を5Gエリアが占める予定のようです。拡大してみていきましょう。

田町駅~山田町付近

田上町から、山田町付近の拡大図です。かなり広範囲をカバーする予定のようですので上記画像の付近にお住まいの方で5Gスマホを購入しようと考えている方は、日常的に5G通信を利用することができると思われます。

鹿児島中央駅~渓橋駅付近

続いて、鹿児島中央駅から渓橋駅付近までの拡大図です。JRの路線を囲うように拡大されていっていますので、おそらく秋に再度5Gエリアの今後の展開予定が発表された際にはさらに広範囲をカバーすることができるようになっているのではないでしょうか。

石橋記念公園付近から高見馬場駅付近までの拡大図です。歴史資料館や水族館など多くの人が集まる施設なども周辺にありますので、KDDIの5Gスマホを購入されたかたは上記画像の付近ですと比較的不便なく5Gを利用することができるでしょう。

伊敷台~坂本台付近

最後、伊敷台から坂本台付近の拡大図です。鹿児島県は市街地を中心に比較的広範囲を5Gがカバーする予定ですので、5Gスマホを早々に購入しても、今夏以降からは高速大容量通信を体感することができると思われます。

『宮崎県』4月以降から5Gに対応するエリア

宮崎県も鹿児島県同様に、3月の5Gエリア展開はありませんでしたが、今夏以降、下記のエリアで展開予定です。

宮崎駅からは少々離れた場所にはなりますが、広範囲をカバーする予定です。学校も多くある地域のようですから、ファミリ―で5Gスマホに買い替えるというのもよいかもしれませんね。KDDIは家族割などファミリー層に特化したサービスもありますので、5Gスマホに変更を予定されている方は同時にサービス内容も注意して確認する必要があります。

『熊本県』4月以降から5Gに対応予定のエリア

熊本県も鹿児島や宮崎と同様に、3月末のエリア展開はありませんでしたが、下記のエリアで4月以降の展開が予定されています。

打越駅付近と、水道町駅付近が今夏以降、辛島駅付近が4月末以降対応予定となっています。こちらも局地的で、日常的に5G通信を利用するというのは難しいと思われます。熊本県の方々は今秋以降の発表を待って5Gスマホへ変更するのが良いかもしれませんね。

『沖縄県』4月以降から5Gに対応予定のエリア

最後は観光地、沖縄を見ていきましょう。

上記画像に見える3か所の赤い円の部分が4月末以降対応予定のエリアです。その他の市には4月以降の予定は見当たらず、那覇市の3エリアにとどまると思われます。

ただKDDIをはじめ、各携帯キャリアの新しいスマホやプランを発表するのは春と秋が主ですから、秋の発表時にはこの5G対応エリアが増えていることも予想されます。

長崎県の5G対応は秋以降

KDDIが公式ページで発表している5G対応エリア、および対応予定のエリアは上記がすべてになります。長崎県については未だ発表がない状態ですので、今秋以降の発表に期待しましょう。

とはいえ、宮崎県、鹿児島県の2県については今夏以降、比較的広範囲を5G通信がカバーする予定です。こちらの2県にお住まいの方々はいち早く5Gスマホを手にしてみてもよいかもしれません。

KDDIの公式ページにも注意書きとして記載されているように、5Gサービス開始当初は非常に局地的な展開です。5G通信が利用できるといって焦って5Gスマホを購入して、後々利用できるエリアがすくなかったと後悔しないためにもきちんとご自身がお住まいのエリアが5Gに対応しているかどうかを確認するようにいたしましょう。