『コウノトリを育む農法』からみた、農業のIoTと5G

皆さんは”スマート農業”というものをご存知ですか?物のやり取りや動きなどをより使いやすく、そして便利にしている世の中の『スマート化』ですが、その勢いは止まりません。

その、スマート化がなんと農業にも進出しているというから驚きですよね。農業にスマート化を適用すると、一体どんなことが起きるのでしょうか。今回は、コウノトリを育む農法とIoTそして5Gについて関連してお話していきたいと思います。

コウノトリを育む農業の内容とは?

このテーマは、無農薬栽培として扱われている問題です。なぜ、このテーマがIoTや5Gと関係しているのでしょうか。それは『水の管理』という点からきています。

無農薬栽培は、名前の通り農薬を使いません。そのため、害虫を食べてくれるカエルなどが必要になることから、かなり長い期間農地に水を張っていることになるのです。その水の管理を、単純に人の力だけで行うとすると労力だけでなくコストも大きくかかってしまいます。そこで、IT技術を取り組もうということから始まりました。

IoTはどのように活用しているのか

農地の水の管理にIoTとは、どのような方法で使用するのかすぐには思い浮かばないですよね。実は、水位のセンサーとして活用されているのです。中身は、水位と水温そして気温などのデータをクラウドサーバーに追加していき、その上で水田の状態を理解できるというものです。

クラウドサーバーというからには、スマートフォンはもちろんパソコンやタブレットでの管理も可能です。このセンサーが察知した異常値なども通知で受け取ることができるので、すぐに水の管理対処ができるというメリットがあります。

IoTを使用するから5Gも同時活用

 通信機能が必須となるIoTですが、そのためには5Gも上手く活用するとその質はとても高いものになるかと思います。なぜなら、5Gの特性として超高速そして低遅延とあるためセンサーが察知した数値やデータのやりとりをリアルタイムでスムーズに行うために、とても最適だからです。

 データをサーバーから移動する際にも、5Gの特性を活かせれば遅れているまたは容量が重いなどの負担がかからないため、使っていてもストレスフリーに使用することができます。

スマート農業とは

IoTや5Gというキーワードが世の中に出てきたのは、つい最近のことではなくその普及のスピードは衰えません。そしてこのキーワードが現代の鍵を握っているとも言えるくらい、非常に大きな影響力のあるものなのです。

IoTと5Gの繋がりとしては、超高速そして低遅延という5Gの特性を活用してIoTをよりスムーズに進めるという利点があり、そのパワーはかなり強いものではないでしょうか。そして、この二つのハイパワーを活用した農業が”スマート農業”と言われています。生活のほとんどがスマート化されている現代において、ついに農業にもその影響は出てきました。

しかし、農業でスマート化というイメージはなかなか難しいかもしれません。まだ、社会の前面に出る機会は少ないスマート農業ですが、果たしてその中身とは一体どんなものなのでしょうか。内容を細かく見ていくことにしましょう。

ITを活用した農業のこと

 スマート農業では、主にロボット技術つまりAiや通信技術としてIoTなどを活用します。AiやIoTを活用するとなると、どんな場面で使えるのでしょうか。例えばイメージしやすい農作業というと、全ての作業をひとつひとつ人の手で行うものとして頭に浮かぶかと思います。

しかし、現代の農業においては人手不足や時間配分の問題なども問題視されています。これをより効率的に短時間で進めるために開発されたのが”スマート農業”なのです。

農作業の様々な工程の中で、IT技術を活用するメリットは非常に大きく、まさに農作業のお助け役とも言えるでしょう。

データをもとに来期の予測等ができる

 水位や水田の温度などをデータ化することにより、その結果に基づいた策を来期に活かすことができます。この点から、収穫できる量も予め予測することはもちろん様々な分析結果を元に今後の改善策なども立てやすくなります。さらに、このデータはクラウドサーバーで保存し続ける限りいつでも確認することが可能なので、問題点をその都度探して品質向上にも繋がるといえます。

スマート農業に利用される技術

そしてここからは、スマート農業でメインとして使われているIT技術についてご紹介します。

ロボット技術

 ロボット技術つまり人工知能Aiを活用することによって、人間と同じ動き方が可能になります。さらにその行動を学習させることにより、パターン化して繰り返すこともできます。その他にも自動運転技術など、人間を守ってくれる行動もロボットには備わっているため、安全な農作業にもなってきています。農業で使われるロボットは数種類存在しているので、ここからその例を見ていきましょう。

①収穫に使われるロボット

 収穫は人の手でひとつひとつ行われていたものが、現代ではロボットに任せることが可能になりました。ロボットにはセンサーがあり、その作物の熟度や完成度も判別することができます。さらに、アームを使って慎重に作物を収穫する技術や作物を運ぶ際に、障害物などを避けて通るようにセンサーが察知するなど、今までの農作業よりもかなり効率的な作業を可能にしました。

②トラクターもロボット機能で自動走行化

 一般的にトラクターの運転は、熟練した人でなければ難しい運転でもあります。しかし、このトラクターの運転にロボットの機能を搭載することによって、誰もが安全に運転をすることができます。また、作業の効率化や時間短縮にも繋がるため人手不足が心配されている中でも、大幅な農業の拡大も期待できます。

③農作業にもドローンを

 ドローンといえば上空からの様々な作業が可能になるイメージですが、農業で活用する際には農薬散布に大きなメリットができます。農薬散布を従来のやり方で行うと、かなりのコストがかかっていました。しかし、ドローンを使用しての農薬散布にすると低コストはもちろん省力化も進みます。さらに、ドローンから撮影した農地の映像を写真化することにより、農地の地図作成も可能になります。

コウノトリを育む農法からわかること

 様々なデータを視覚的に、それもリアルタイムで確認できることが農家の方々にとっては大きな利点ではないでしょうか。

今までは、自分の身体的感覚でしか捉えることができなかったこの農法も、クラウドサーバーを活用すれば過去のデータに遡ることも可能になり、データをいつでもすぐに確認することができるようになりました。

こうした確認が可能になったことから、今後の作業工程を考えることや作業にかかる必要な時間そして人件費など様々な問題にも素早く対処していくことができるということです。

農業にIoTを活用するメリット

 人間が今まで作業してきたことをロボットに任せるということは、人の労力や時間そして精神的にも体力的にもかかっていた負担がかなり軽減されるといえます。農業を全て手作業で行うということは、その分人件費もかかってきますし、農薬散布や収穫作業などの重労働から開放されるという意味でも、ロボットの助けは大きなメリットですよね。

農業にIoTを活用するデメリット

 やはり、IoT技術を導入するには高いコストがかかるという点です。デジタル化をするには何事にもその物に対する資金がかかることが前提であり、さらにそれが高度な技術を使える物となると、やはりコストは高くなります。そのため導入するにはじっくり考える必要性もあります。

農業に5Gを利用するメリット

 農業でIoTを利用するからには、リアルタイムさを求めるためその高速通信を5Gで上手く活用することが最適です。データをクラウドサーバーに保存するには容量も必要ですし、通信技術を最新のものにしておくには、5Gの活用が欠かせません。

農業に5Gを利用するデメリット

 IoTを導入することとほぼ同じで、心配なのがコストの増加です。ただ単に5Gを導入するだけでなく、その用途から考えるとかなりの大容量プランが必要かと思います。この点からその都度その機会に見合ったコストパフォーマンスで検討するのが良いかと思います。

まとめ

 農業にIT技術が組み込まれて、こんな時代が来るとは想像できなかったですよね!今や全てがスマートにされている時代です。スマート化が農業にも進出してきたことで、今後の農業は大きく変わっていくことが期待されています。この機会にみなさんも、スマート農業についてぜひ見聞きしてみてください。きっと思わぬ発見や、新しい出来事が隠されているかもしれませんよ。