5G対応のモバイルWi-Fiと格安SIMを利用した場合の費用はいくら?

5Gの予測月額料金は端末料金を加えておよそ1万5千円程度と予測していますが、そもそもこれは現時点(2019年10月時点)での予測です。
今回は5Gをどうしても安くで利用してみたいという思いから、もし5G対応のポケットWiFiが2020年春ごろに新機種と同時期にリリースされたらということで予測金額同士で比較して見たいと思います。
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そもそも5G対応のモバイルWiFiはリリースされるのか
まずは、予測するまえに5G対応のモバイルWiFiがリリースされるのかどうかという点ですが、これは時期はずれる可能性がありますが、間違いなくリリースされるはずです。
前回の記事でもご紹介しましたが、こちらの記事にあるように中国のHUWAEIではすでにリリースされています。
またモバイルWiFiを提供しているUQコミュニケーションズなども2.5GHz帯の5G化を希望しており、モバイルWiFiルーターの5G化はほぼ間違いないのではないでしょうか。
日本における5GのモバイルWiFiのリリース時期はいつごろ?
モバイルWiFiルーターであるWiMAXを提供しているUQコミュニケーションズ(以下UQ)が2019年3月に総務省に提出した資料を見てみたいと思います。
UQは既存の携帯電話事業者等の周波数の5G化に関する検討を資料の中で協調しています。つまり5G対応のWiMAXをリリースできるようにしてほしいという提案書としてもみることができるかもしれません。
WiMAXは3つの機関、3GPP/WいMAX Forum/ARIBが関わって規格が策定されます。下記の表は三つの機関におけるWiMAX3におけるスケジュールをしめしていますが、これによると2020年の第一四半期3月-6月までには準備が整うことが予想されます。
つまり2020年の第二四半期である7月頃、つまり2020年の夏には何かしらの発表があり、最終的に秋頃にはリリースされるのではないでしょうか。
現状のモバイルWiFiルーターの費用はどれくらい
今現状のモバイルWiFiルーターの費用を次に比較してみたいとおもいます。比較する内容としては5Gをより快適に利用できるためにも、通信容量に制限をかけないものを基準にしたいと思います。
とくとくGMO WiMAX 2+ | どんなときもWiFi | ポケットWiFiプラン2 | |
通信制限なしのプラン | 2,170円 | 3,480円 | 4,380円 |
という形です。今回はモバイルWiFiの比較というわけではないのでこの程度にしますが、おおよそ使いたい放題で3,000円程度であるということが見て取れます。
中には安いプランもあるのですが、5Gは高速大容量通信がメインですので、通信制限があるものだと通信速度が速すぎるゆえにすぐに速度制限になってしまう可能性がありますので、今回は使いたい放題にて比較しております。
5GのモバイルWiFi料金はどれくらいになる
HTCは5G対応モバイルWiFiルーターであるHTC 5G HUBを提供していますが、こちらは本体価格が日本円でおよそ6万円ほどです。
これくらいの料金だとしたら今までのスマホ代とそれほど変わらない料金で購入が出来そうではないでしょうか。それをさらに分割で上乗せした場合には、通常の3000円に+で1000円の分割費用が発生して4000円程度になるのではないでしょうか。
その4000円に、アメリカでの5G通信プラン費用である10USドル~20USドル程度の5G通信費をかさねると、
単純合計でモバイルWiFiルーターの月額費用がおよそ6000円になるのではないでしょうか。
しかしこれであると、現状のルーターの倍の値段している状況ですので、5G対応のモバイルルーター費用は月額
4000円~5000円
程度になるのではないでしょうか。
格安SIMと5GモバイルWiFiルーターの2つ使いの費用は
続いて格安SIMの利用費用としては、およそ3000円からで高い人で約5,000円からの利用ではないでしょうか。
格安SIM月額費用+5GモバイルWiFiルーター
5,000円+5,000円=10,000円
になるのではないでしょうか。現在の格安シムの費用が5000円以下であれば8,000円以下になるかもしれません。
という以下の不等式がみえてくるのではないでしょうか。
5G対応スマホ月額料金>格安SIM+5GモバイルWiFiの月額料金
15,000円>10,000円
つまり、新機種の5G対応スマホを購入して利用するよりも格安SIMをそのまま利用したままで5GモバイルWiFiを利用する人が増えてくるのではないでしょうか。
スマホは電話をするだけのものに退化する可能性も?
少し話は飛躍するのかもしれませんが、もし5G対応のモバイルWiFiルータがスマホよりも格安で手には入れば、そもそも格安SIM自体購入する意味はなくなってくるのかもしれません。
理由は2つあります。
- 格安SIMでもアプリ電話かチャットで連絡できる
- 古いスマホ自体は現在もWiFi環境下では利用できる状況
という理由からです。
結局格安SIMの代わりにポケットWiFiを利用して、基本電話はアプリ電話で対応する可能性が出てくるのではないでしょうか。