「カメラが高画質な5Gスマホ」はどれ?おすすめ5選!8K撮影は当たり前

5G対応の最新スマホを見ていると、多くのメーカーがカメラ技術をPRしています。しかし、カメラ性能をおすすめする端末が多すぎて、どれがいいのか分からないという場合もあるでしょう。一言で「カメラ性能がいい」と言っても、画素数なのか、レンズの明るさなのかと比較項目は多岐に渡ります。
そこで本記事では、現在発表されている5Gスマホの中でも、カメラスペックの高いカメラを5つ選定。おすすめポイントも解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
なお本記事ではAndroid端末を紹介しています。iPhone12のカメラスペックが気になる方はコチラの記事をご覧ください。
20年間で携帯カメラは大きく進化
スマホを選ぶ際には「カメラ性能」を重視する方も多いでしょう。撮った写真をその場でSNSにシェアしたり、一眼レフで撮ったようなポートレート撮影を楽しめたりとスマホカメラは年々進化しています。
世界初のカメラ付き携帯が登場したのは2000年。「J-SH04」という11万画素の携帯カメラからスタートしました。その後、2007年に初代iPhoneが200万画素のスマホカメラを発表。2020年では1億画素を超えるスマホカメラも発売され、各メーカーがカメラ技術に力を入れてきたことが分かるでしょう。
【注意】高画素=高画質ではない
カメラの「高画素化」が進み、より精密な写真が撮れるようになった一方で、高画素ゆえのデメリットもあります。画素数が高ければ、1画素当たりの光を受け取る量が減り、ノイズが出たり手ブレが起きやすくなるでしょう。高画素だけが高画質が写真を撮る要素ではありません。
高画質なスマホカメラの条件には、高画素なのはもちろん、手振れ補正や、ハイスペックレンズなど多くのポイントがあります。また高画素の場合、データ量も多くなりますから、大きなデータを処理できるスペックも必要となってきます。
スマホのトレンドはマルチレンズ
2020年は5G元年とも呼ばれ、日本でも5G端末が続々と登場しています。5Gスマホのカメラを見ていると、トリプルカメラや、クアッドカメラのような「マルチレンズ」対応の機種が多く見られます。
マルチレンズ搭載のスマホであれば、指先1つで広角や望遠へレンズの切り替えが可能。一眼レフの場合、カメラの映る範囲を変えるには、レンズを交換する必要があります。重く大きなレンズを持ち歩かなくても、表現力豊かな写真が撮れるマルチレンズは、一眼レフユーザーにとっても魅力的でしょう。
画素数ももちろんハイクラスに
5Gスマホのカメラは、各メーカーの中でもフラッグシップ級の高性能端末が並んでいます。そのため従来よりも画素数がアップ。トリミングしても高画質を保った精密な写真を撮ることが出来るでしょう。
また、画素数の魅力が十分に出るように、レンズ性能やCPUのスペックも向上しています。
8K撮影対応は標準装備
5Gスマホの動画撮影はほとんどが「8K撮影」に対応。8Kとは映像の解像度を示した規格のことで、映像の最高地点とも呼ばれています。従来のフルHDと比較し色合いが豊かになり、まるで一目で見たままのような映像が撮れるでしょう。
ハイクオリティな8Kは、それだけ容量も大きくなります。8K動画を1分撮るには、600MBの容量が必要です。5Gスマホには、膨大なデータを処理できるハイスペックCPUが搭載されている為、スマホでも8K映像が撮れるようになりました。
カメラ性能のいいスマホを選ぶポイント
登場している5Gスマホはどれもハイスペックなモノが並んでいるため、どこを見たらカメラ性能がいいのか判断しにくいでしょう。スマホのスペックの中で、カメラの性能に関わる項目を以下でご紹介していきます。
高性能カメラを選ぶポイント①:画素数
高画素化が進み、1,000万画素が当たり前になってきました。高画素で撮れるという事は、美しく撮れるというよりも、より精密な表現が出来るという意味です。拡大しても形が崩れずくっきりしているので、写真をトリミングしても美しいまま切り取れるでしょう。
高性能カメラを選ぶポイント②:レンズの数
マルチレンズは最新スマホの常識と言っても過言ではありません。広角レンズがあれば、よりダイナミックな撮影が可能となり、望遠レンズがあれば画質を落とすことなくズームができます。
一眼レフの利点とされていたレンズ交換が、フリック1つで出来るため、カメラはスマホで十分という声が、一眼レフユーザーからも聞こえるようになりました。
高性能カメラを選ぶポイント③:レンズのF値
カメラレンズを見ていると「F1.4」などの「F+数字」を見かけるでしょう。これはF値と呼ばれており、どれだけ光を取り込めるかを表したものです。
数字が小さければ、それだけ多くの光を集められるので、暗い場所でもキレイな写真をとることができます。またF値が小さいことで、より背景がボケやすく一眼レフで撮ったようなドラマチックな表現が可能です。
高性能カメラを選ぶポイント④:手振れ補正
高画素になればなるほど、手ブレが起きやすくなるため手ブレ補正は重要なポイントです。手振れ補正には、電子式と光学式がありますが、光学式の方が性能がいいと言われています。手ブレ補正が効くことで、夜景がブレずに撮れたり、歩きながら動画を撮る際の縦揺れが軽減されるでしょう。
高性能カメラを選ぶポイント⑤:CPUの性能
高画質な写真や動画を撮るには、データ量が増えますから、一瞬でデータを処理できる高性能なCPUが必要です。
Androidスマホなら「SnapDragon(スナップドラゴン)」と呼ばれる部分が、スマホの脳みそに当たります。性能が高いものは「SnapDragon 800番台」の数字が付きます。数字が高ければ高いほど高性能になりますので覚えておきましょう。
カメラ性能の良い5Gスマホ5選
スマホを選ぶ基準の1つであるカメラですが、どれを選んだらいいか分からないという方は多いでしょう。とくに最近は高性能な端末が続々と登場しているため、比較が難しいと言えます。
そこで5G対応スマホの中でも、カメラ性能が優れた5つの端末について、以下で紹介していきます。
Galaxy Note20 Ultra5G | ソニー Xperia 5 II | SHARP AQUOS R5G | OPPO Find X2 Pro | Mi 10 Lite 5G | |
最高画素数 | 1億800万画素 | 1,220万画素 | 4,800万画素 | 4,800万画素 | 4,800万画素 |
レンズの数 | トリプルカメラ | トリプルカメラ | トリプルカメラ | トリプルカメラ | トリプルカメラ |
広角 | 1,200万画素+F2.2 | 1,220万画素+F2.2 | 4,800万画素+F2.9 | 4,800万画素+F2.2 | 800万画素+F2.2 |
標準 | 1億800万画素+F1.8 | 1,220万画素+F1.7 | 1,220万画素+F1.7 | 4,800万画素+F1.7 | 4,800万画素+F1.79 |
望遠 | 1,200万画素+F3.0 | 1,220万画素+F2.4 | 1,220万画素+F2.7 | 1,300万画素+F3.0 | マクロ200万画素 |
インカメラ | 1,000万画素+F2.2 | 800万画素+F2.0 | 1,640万画素+F2.0 | 3,200万画素+F2.4 | 1,600万画素 |
手振れ補正 | 光学 | 光学+電子 | 光学+電子 | 光学+電子 | 詳細不明 |
最高F値 | 1.8 | 1.7 | 1.7 | 1.7 | 1.79 |
CPU | SnapDragon865+ | SnapDragon 865 | SnapDragon 865 | SnapDragon865 | SnapDragon 765G |
Galaxy Note20 Ultra5G(au・ドコモ)
Samsung電子が発表している「Galaxy Note20 Ultra 5G」は、6.9インチの大画面とSペンと呼ばれるタッチペンがついているのが外観の特徴でしょう。
カメラ性能は1億800万画素を実現。高画素でも画質が悪くならないイメージセンサーを搭載しています。さらに光学5倍ズームが使えるため、ズームしても画質が荒く劣化することはありません。
もちろん8K動画撮影にも対応していますので、文句なしのハイスペックカメラスマホと言えるでしょう。
ソニー Xperia 5 II(au・ソフトバンク)
Xperiaシリーズと言えば、一眼レフ「Sony αシリーズ」の技術を活用したカメラ性能が有名でしょう。
Xperia 5 IIは、画素数は1,220万画素と一般的ですが、標準レンズに搭載された「リアルタイムAF」に注目。リアルタイムAFは、動き回る被写体の瞳にピントを合わせて追従してくれる技術のことです。小さな子どもの瞳にもピントが合うので、写真の失敗もなくなるでしょう。
SHARP AQUOS R5G(ドコモ・au・ソフトバンク)
AQUOS R5Gは「時代の頂を約束する」と表記されており、シャープの最高峰スマホであることがわかります。
AQUOS R5Gの超広角カメラは、4,800万画素と高画質。しかし搭載されているレンズがF値2.8となっている為、若干暗めの仕上がりになるでしょう。標準カメラは1,220万画素ですが、インカメラは1,660万画素なので、インカメラの方が繊細な映りに。自撮りをする場合に今までよりも映りが美しく感じるはずです。
OPPO Find X2 Pro(au)
Find X2 Proは2020年3月に発売された「OPPO Find X2シリーズ」の最上位モデルです。超広角カメラ・標準カメラともに4,800万画素とかなりの高画素。インカメラも3,200万画素となっているため、トリミングした写真も美しく表現できます。
OPPO Find X2はハイブリッドズーム機能が搭載。60倍ズームしても画質が荒くなりにくい技術です。動画を撮影する際には「超防振PROモード」を起動すれば、広い画角を保ちながら強力な手振れ補正が発揮されます。
Mi 10 Lite 5G(au)
2020年9月に発売したMi 10 Lite 5Gは、4万円台前半の低価格5Gスマホです。低価格ながらもカメラ性能は優秀で、4,800万画素の標準カメラを搭載。コストパフォーマンスの良い端末といえるでしょう。
またMi 10 Lite 5Gには「ナイトモード2.0」が搭載されており、夜でも黒く画面が潰れることなく撮影できます。
またAIエフェクトでは、カメラが空間を認識し曇り空を晴天にしたり、オーロラや天の川を映し出すことも可能です。日差しの強い日中は、空が真っ白になりやすいため、後から天候を変えられるのは魅力的でしょう。
まとめ
スマホがあれば、撮影・編集・投稿がすべて可能です。しかもマルチレンズを搭載したことによって、スマホカメラの利便性は一眼レフよりも圧倒的なものとなりました。5Gの時代では、今までよりも高画質な写真や動画が簡単にシェアできる時代となるでしょう。
スマホを選ぶ際にはカメラの画素数だけでなく、CPUやストレージのスペックもチェックするのがオススメ。高画質な写真や動画はそれだけ容量も大きくなります。そのため処理速度が速く、容量の大きなスマホを選ぶことで、よりスマホが長持ちするでしょう。