中国メーカー発売!人気キャラクターとコラボの5Gスマホと5Gスマホの低価格競争

日本でもようやく今年の3月末に5Gサービスの利用が開始され、ドコモやソフトバンク、KDDIなどの店舗の店頭にも5Gスマホが並ぶようになりました。各キャリア夏までにエリアを広げるとされていた場所も、多くの場所で5Gが利用できるようになっているはずです。
と、5G市場においてひときわ最前線を行く中国、香港ではユニークな5Gスマホの発表が相次いでいます。人気キャラクターとのコラボレーションを行うことで、キャラクター好きの客層から5Gスマホの購入を促そうという作戦でしょうか。
本記事では中国メーカーが発表したユニークな5Gスマホモデルや中国の5Gスマホの価格競争について解説していきます。
Contents
中国メーカーが発表した5Gスマホ人気キャラクターモデル
OPPOは5月29に、以前発表した5Gスマホ『Ace 2』のエヴァンゲリオン特別モデル『Ace 2 EVA限定版』発表し、Vivoは2月発表の『iQoo 3』のトランスフォーマー限定版を5月20日に発表しました。まずはこれらの5Gスマホの特徴などから詳しく見ていきます。
OPPOのエヴァンゲリオンモデル
OPPOが5月29日に発表した、エヴァンゲリオン特別モデル『Ace 2 EVA限定版』は1万台限定で、エントリープラグをイメージした入れ物にまでこだわった仕上がりです。もとはAce2モデルと同様で、待ち受けやテーマを変更することができるといいます。特にエヴァンゲリオンの専用スマホケースや、エヴァンゲリオンカラーのヘッドフォン、充電器等も付属しており、エヴァンゲリオン好きにはたまらない5Gスマホとなっています。
ちなみに、容量等はRAM8GB+ROM256GBモデルのみで4399元です(約6万7000円)。
Vivoからトランスフォーマーモデル
一方、Vivoは2月発表の『iQoo 3』のトランスフォーマー限定版を5月20日に発表しました。こちらもエヴァンゲリオンと同様に、トランスフォーマーイラストの箱やケース、充電器が付属します。容量はRAM12GB+ROM128GBモデルのみで3998元です(約6万1000円)。
Meizuから初の5Gスマホ発表
このように、中国メーカーでは、5Gスマホの利用を広げていくためにもに人気キャラクターとのコラボレーションであったり、低価格競争を続けているようです。さらに、Meizuからも初の5Gスマホが2種類発表されました。
ここからはMeizu の5Gスマホ2種類について解説していきます。
Meizu 17
Meizu初の5Gモデル『Meizu17』はインカメラを横に4つ並べ背面を左右対称の美しいデザインとしており、またインカメラは2000万画素と高画質にも拘わらず、ディスプレイに埋め込むパンチホールの穴径を2.99mmと小さくし目立たない存在となっています。
なおMeizuのスマートフォンはこれまでディスプレイにノッチをつけたモデルは数機種しかありませんでしたが、Meizは中国市場でも販売不振が続いているためか、ここにきてMeizu 17シリーズはディスプレイデザインを変えることで製品イメージを変えようとしているのかもしれないという意見もあるようです。
主なスペックは下記になります。
主なスペック | |
発表日 | 2020年5月8日 |
価格 | 3699元(約5万6000円)~ |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 865 |
ディスプレイ | 6.6インチ2340x1080ピクセル |
リアカメラ画素数 | 6400万広角+1200万深度測定+800万超広角+500万マクロ |
インカメラ画素数 | 2000万(パンチホール) |
メモリ(RAM)/ストレージ(ROM)構成 | 8GB+128GB、8GB+256GB |
バッテリー | 4000mAh |
5G NR対応バンド | n41 / n78 / n79 |
・Meizu 17 Pro
一方、Meizu17proは、iPhoneでいう『iPhone11Pro』のような位置づけで、ベースはおなじでありながら通常のMeizu17よりもバッテリーの容量がおおきいなど少々スペックが高いモデルとなります。
主なスペック | |
発表日 | 2020年5月8日 |
価格 | 4299元(約6万6000円)~ |
チップセット | Qualcomm Snapdragon 865 |
ディスプレイ | 6.6インチ2340x1080ピクセル |
リアカメラ画素数 | 6400万広角+800万望遠+3200万超広角+300万深度測定 |
インカメラ画素数 | 2000万(パンチホール) |
メモリ(RAM)/ストレージ(ROM)構成 | 8GB+128GB、12GB+256GB |
バッテリー | 4500mAh |
5G NR対応バンド | n41 / n78 / n79 |
中国の格安5Gスマホ
このように、中国では多数のメーカーが5Gスマホへ参入したり、はたまた人気キャラクターとのコラボで市場拡大を図ったりしているようです。その一方で低価格競争も盛んになってきています。
日本で発売される5Gスマホの多くは約10万円前後です。これから発表が期待されている5G対応のiPhoneもそのくらいの値段なのではないかと予想されています。
ここからは、中国の格安5Gスマホについて解説していきましょう。
ファーウェイの5Gスマホ
まずは、先日のコラムでご紹介したファーウェイの2万円代の5Gスマホです。
HUAWEI nova lite 3+は、昨年発売した『HUAWEI nova lite 3』の後継機で約6.21インチのディスプレイを持つ5Gスマホです。128GBのROMと4GBのRAMを搭載しながら、税別の実勢価格が2万4800円で、安価でありながら5G対応ということから、非常に人気を集めるということが予想されています。
また、OSは、Android 9をベースに独自にカスタマイズしたEMUI 9.1、カメラは、アウトがダブルレンズ(1300万画素+200万画素)で、インがシングルレンズ(800万画素)。ポートレート撮影やAIによる美しいセルフィーが可能です。
2万円代でありながらそれを感じさせない高スペックといえます。
業界最安値5Gスマホ『Redmi 10X』と『Redmi 10X Pro』
また、ファーウェイのスマホより低価格な5Gスマホもあります。チップセットはメディアテックの最新モデル『Dimensity 820』で業界初となる5Gデュアル待ち受けへの対応であり、フロントカメラは2000万画素と性能も高いとして期待されています。
ちなみに価格は『Redmi 10X』が1699元(約2万4000円)~、『Redmi 10X Pro』が2299元(約3万5000円)~となっており、ともに5月26日からの発売となりました。ただし、日本での発売は現在発表されていません。
まとめ
本記事では、中国の5Gスマホ事情について解説いたしました。5G先進国ともいえる中国でも、5Gスマホのふきゅ率は17%程度であり、各メーカー低価格化や人気キャラクターとのコラボで5Gスマホへの乗換等をしやすくしているようです。
今回ご紹介したそれぞれの機種については中国のみでの発売にとどまり、現時点で日本国内での発売は発表されておりません。とはいえ、今後は楽天モバイルの5G参入もアナウンスされておりますので、楽天モバイルでの格安スマホの発売は、中国メーカーの5Gスマホを発売する可能性もあるかもしれませんね。