ドコモでiPhone12を買ったら確認しておきたい、ドコモの5Gエリア展開

2020年10月23日に新型iPhone「iPhone12」「iPhone12Pro」が発売されました。さらに11月13日には「iPhone12mini」「iPhone12ProMAX」の発売が控えています。

iPhone12の四機種は、iPhoneシリーズで初めて5G(第5世代移動通信システム)に対応した機種です。 

しかし現時点では5G対応エリアは限られており、エリア圏外では5G通信が行えません。今後5Gが本格的に普及するには、年単位の日数が必要とも言われています。そこで今回は、ドコモの5Gエリア情報を調査しました! ドコモのiPhone12を購入した人、今後購入予定のある人は、ぜひ参考にしてください

 

ドコモの現状の5Gエリアについて

2020年春より日本でも5Gサービスが本格的に始動しました。今回はドコモの5Gエリア展開の現状について見ていきましょう。

ドコモの5G対応エリアは全国?

NTTドコモはマップ形式ではなく、一覧表で対応エリアを公開しています。一覧表によると他移動から沖縄まで、現都道府県を5Gサービスエリアとしてカバーしていると記載されています。しかし実際には、どこでも5Gを利用できるわけではありません。都道府県内の一ヵ所でも利用できるエリアがあれば、対応エリアとして記載されているのです。中にはドコモショップの店舗のみが対応エリアになっているケースもあります。

5G利用エリアは都市部に密集している

現時点で5G対応エリアは都市部に密集しています。さらに同じ都市でも駅周辺など、人が密集しやすいポイントしかカバーされていないこともあるでしょう。たとえば東京都では東京駅周辺、渋谷スクランブルスクエア、スカイツリーなどの主要施設が5Gスポットとなっています。他にも以下の一部住所が、5G対応エリアとしてドコモ公式サイトに掲載されています。

・新宿区西新宿2丁目周辺

・千代田区岩本町3丁目周辺

・千代田区神田東紺屋町周辺

・品川区東品川1丁目周辺

・江東区青海2丁目周辺

・豊島区北大塚1丁目周辺

・豊島区巣鴨3丁目周辺

・江東区青海2丁目周辺

出典:NTTドコモ/5G通信エリア

ドコモが5Gエリア最新版を公開!多数の地域で5Gの利用が可能に。【ドコモ5G基地局都道府県別まとめ(10月末時点)】

 

こちらのサイトでは地域を選択すると、5Gスポットの情報が表示されます。ドコモの5G対応エリアを調べたい時には、ぜひ利用して確認してください。

ドコモの今後の5Gエリア展開

5Gサービスの本格提供が始まった2020年ですが、現状ではどのキャリアもカバーエリアが限定されています。今後5G対応エリアを増やすには、大手キャリアが5G通信基地局の整備を迅速に進めなくてはいけません。

令和三年度末までにドコモは2万局、KDDIとソフトバンクは5万局に増やす計画を発表しています。ドコモは今後、どのような5Gエリア展開を描いているのでしょうか。一つずつ見ていきましょう。

 

現在の基地局建設状況

ドコモは2020年3月のサービス開始時点で、国内150か所に500局の5Gネットワーク基地局を開設しています。6月末には全都道府県にエリアを拡大し、基地局建設は順調に進んでいると発表しています。 

今後の基地局設置予定

ドコモは2021年6月末までに、基地局数を1万局にする予定を発表しました。さらに2022年3月末までには、2万局を設置する予定だとも発表しています。現在の4Gと同程度のカバーは、2023年度の基盤展開率97%が目標として掲げられています。つまりドコモの5Gエリア整備には、3年ほどの年月がかかると見ておくといいでしょう。

ドコモの5G戦略

ドコモは他社とは異なり、当面は4G周波数での5G展開は行わないことを発表しています。4Gから転用される5Gの電波は、周波数の帯域幅自体は変わりません。そのため通信性能は、4Gとほぼ変わらないのです。

5G普及の技術として、4Gの電波に5Gの信号を混ぜて通信を行う「DSS」も注目を集めています。DSSを利用するには、制御用の電波帯域がかなり消費されると指摘されています。実験では4G、5Gともに通信速度が2~3割低下したとも発表されているのです。

こうした事情から、ドコモは現時点でDSSの採用を見送ると発表しました。ただし転用自体は否定しておらず、4Gユーザーが減少し、5Gへの移行が進んだ時期に技術を導入するとも発表しています。

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スタンドアローン型の5Gサービスへ

ドコモは今後、5Gのコアネットワーク装置を導入した「スタンドアローン(SA)型」の5Gサービスに向けた準備を、本格的に進めていきます。SA型はフル5Gとも言えるシステム構成で、5Gのスペックがフルに味わえるようになるでしょう。ドコモは2021年中に、SA型のサービス提供開始を目指すと回答しています。

iPhone12を買っても、5Gが使えないエリアもある

iPhone12シリーズはiPhone発の5G対応スマホです。iPhone12は今までのiPhoneと比べても、カメラ性能や防水性能、ワイヤレス充電、スマホ最速の高性能チップなど魅力が沢山あります。全機種5G通信対応というのも、大きな魅力の一つと言えるでしょう。

しかしこれまで見てきた通り、5G通信を利用できるエリアは非常に限られています。首都圏でも対応エリアや安定感は一部に留まっている状態です。今後本格的に普及するまでには、早くて一年半以上は時間がかかるのではないでしょうか。

ただし、数年後の買い替えまで見越して選ぶのであれば、iPhone12シリーズは悪い選択肢ではありません。iPhone12シリーズは全モデルが5G対応です。というのも、毎年iPhoneを買い替えるのでない限りは、次の買い替え時期前後には安定した5G通信が行えると予想されるからです。

 今は5Gが日常的に利用できなくとも、数年後利用できるようになる時まで4Gを使っておくというも1つの手であるといえるでしょう。

4G LTEでも利用できる

先述のように、iPhone12シリーズは5G通信対応機種ですが、5Gを利用できない時は4G LTEで通信が行えます。ドコモの4Gは幅広いエリアをカバーしているので、まったく利用できなくなる心配はありません。

一方で人口カバー率が低い段階で、無理して利用しなくてもいいのではという声も耳にします。数年後の5G普及を見据えて、今のうちから5G対応機種を揃えておくのも選択肢の一つです。しかし今すぐ5G通信を味わいたい人にとっては、やはり物足りなく感じてしまうかもしれません。iPhone12に現時点で何を求めているのかをよく考え、冷静に判断するといいでしょう。

 

5Gギガホ

ドコモではiPhone 12シリーズを含め、5Gスマホを利用する場合には5G契約が必須となっています。ドコモの5G対応プランは、4Gと比べても料金が500円アップします。ただし緩和策として、ドコモは5Gプランに期間限定の割引を設定しているので安心してください。

「5Gギガホ」は、データ通信料も月額料金に含まれた5G専用の料金プランです。毎月の利用データ量が100GBを超過した後も、送受信最大3Mbpsで利用が可能です。

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データ量無制限キャンペーン

「データ量無制限キャンペーン」は、5Gギガホを契約中の人が利用できるキャンペーンです。キャンペーン期間中は、エントリー不要で毎月のデータ量が無制限で利用できるようになります。4Gエリアでもデータ無制限で利用可能です。

 

5Gエリアが限られる現状では、デメリットをカバーするための措置という側面もあります。この場合の注意点としては、キャンペーン期間が明記されていないので、突然終了してしまう可能性があるということです。

キャリアでも説明があるかもしれませんが、一応念頭に置いておくようにしましょう。 

まとめ

今回はドコモの5G対応エリアの現状と、今後の展開予想を解説しました

現状ではドコモを始め、各キャリアの5G普及は進んでいるとは言い難い状況です。5G通信を期待してiPhone12を購入するのであれば、対応エリアをまず確認しておきましょう。5Gは、今後確実に主流となっていく技術です。数年後の機種変更を見越すのであれば、現時点でiPhone12を購入するのは悪い選択ではありません。

 

またドコモでは、5Gギガホやデータ量無制限キャンペーンといったカバー策も打ち出しています。iPhone12のスペック、今後の5G普及、キャンペーンなどを加味すれば、十分メリットはあると言えるでしょう。