新型コロナがもたらした新たな生活様式では5Gが活躍する

5月25日に東京などの首都圏を含む全国で緊急事態宣言が解除され、経済活動の再開がなされるようになりました。しかし、緊急事態宣言が発令されていた4月7日からの49日間の間に人々の生活様式は大きく変化をしはじめたといえるでしょう。というのも、外出ができなくなり、友人や離れた家族とのコミュニケーションは電話やビデオ通話などになり、インターネットショッピングやクラウドゲームなどのダウンロード数も増加しました。そうしたことから、人々が人とコミュニケーションをとったりつながったりする手段として、『インターネット通信』が多く利用されるようになったということがわかります。

緊急事態宣言が解除されたことで、コロナウイルス騒動の事態がすべて収束したというわけではありません。今後は段階的に経済活動を再開していく方針ではあるものの、第2波、第3波も引き続き懸念されています。これからはコロナウイルスのワクチンが開発されるまで、外出自粛や緩和などを繰り返していきながら感染拡大を少しでも抑えていく方向へとなることでしょう。

と、前置きが少し長くなりましたが、そんな人々の新しい生活において、人と人とのコミュニケーションをとる手段を支える『5G』について解説していきます。

5Gが可能にする次世代コミュニケーションとは

前述にも解説しましたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策としてとられた外出自粛で人々はオンライン上で友人や家族とコミュニケーションをとることしかできなくなりました。この自粛期間にZOOMやLINEなどの無料から利用できるビデオ通話システムを利用したという方も少なくないでしょう。

今後5Gの利用が一般的になっていく中で、アフターコロナにおける私たちの新しい生活様式で5Gがもたらす新しいコミュニケーション方法とはどのようなものがあげられるでしょうか。

①通話における遅延がほぼなくなる

まずは、現時点の4GやWi-Fiなどで通話をしている際に音声や動画の遅延を感じたことがある方も少なくないと思いますが、5Gになることによってリアルタイムとの遅延がほぼ0になるとアナウンスされています。

実にその実績は4Gの約100倍といわれ、ビデオ通話や芸能人などのリアルタイム配信を視聴する場合などでも、遅延のストレスなく利用することができるようになります。

②遠隔セッションが簡単にできるようになる

これまでのコラムでもご紹介したことがありますが、リアルタイムとの遅延がほぼなくなる5Gでは、遠隔での音楽セッションなども可能になるとされています。これまでの通信では1秒でも遅延があればうまく音が重なり合わなかったなどのことから遠隔セッションは不向きだといわれてきました。ところが5Gであれば、音のずれが生じることがありませんので遠隔でのセッションができるようになるということです。

5Gで楽しめる遠隔音楽セッション!【音楽ビジネスとITの関係】

上記記事で解説しているnanamusicなどの既存の音楽アプリも5G仕様へと変化していくでしょう。特に、音楽ライブなどはコロナウイルスの関係で中止になっている講演も多くあるでしょうから、こうした5Gなどの通信技術を利用すれば、コロナ禍でもエンターテイメントを楽しむことができそうです。

5Gでエンターテイメントもスマート化!?

更に、今回コロナウイルスの影響で多くの音楽コンサートやライブが中止または延期になりました。政府の緊急事態宣言解除時の今後の方針の発表によりますと、今後のコンサートなどの開催においては

『屋内では入場者は収容人数の50%を超えない』

『屋外はできるだけ2メートルの十分な距離をとる』などの条件がもうけられました。

そのうえで、最大収容人数は6月18日までは100人、6月19日から7月9日までは 1000人、7月10日から7月31日までは5000にとし、8月以降は収容人数の制限撤廃を認める方針です。さらに全国的な移動を伴うプロスポーツやコンサートについては7月9日までは無観客で行わなければなりません。

今後、段階的に制限が緩和されていくとはいえ、第2波、第3波の懸念もありますので、すぐには元の形に戻ることはないというのが現実でしょう。そこでエンターテイメント側も新しい様式として『無観客ライブ』や『お家にリアルタイム配信』などのサービスが開始されることも予想できます。

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実際に、外出自粛が始まった当初はアーティストのみが開錠に集まり、ラインライブやニコニコ動画のライブなどで無観客ライブを生配信した例もありました。今後は5Gを利用することで、会場と自宅との距離が実質0になるということもかんがえられ、家にいながら臨場感あふれたエンターテイメントを楽しむことができるようになるでしょう。

5Gで働き方も変化する

また、今回のコロナウイルスの影響でリモートワークや在宅ワークを取り入れた企業は日本の企業の約7割であったといいます。今回の例で『会社に出社しなくても働ける業種』とそうでない業種があるということも明らかになりました。

今後5Gの利用が広がれば、遠隔でのやり取りもスムーズにできるようになるため、家にいても会社に出社しているときと同じ業務効率や生産性を上げることができるようになるかもしれません。

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また、様々な事情で会社に出社したくないという方も働きやすい世の中へと変化していくでしょう。

5Gでつなぐ人々の健康

更には、5G通信を利用した遠隔医療やオンライン診断の導入で、今後病院に行く手間や、待ち時間の削減、過疎地域などにおける医療技術の充実などを実現することができるようになります。

実際に、オンライン診断はコロナ禍でも取り入れている医療施設はあったといい、自宅にいながら診療ができるため、病院で新たな病気をもらってきたり、逆に人にうつしてしまう心配もありません。

更に、過疎地域における医者不足なども問題視されていますが、遠隔医療が可能になればこうした問題も解決へと導いてくれるでしょう。

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また、Aiを利用したチャットボットなどでも患者のケアなどを行っている例もあり、LINEでは実際に地域ごとにコロナウイルス対策として地域限定のチャットボットが配信されておりました。5Gが世の中に浸透していくにつれて、AiなどのIT技術もさらに向上していくことも期待できるでしょう。

まとめ

本記事では、コロナウイルスの影響で人々の生活が変化した点、そして変化した生活様式を5Gが支えていく、その活躍の場などについて解説してまいりました。

緊急事態宣言が解除され、一時は事態が収束したように映るかもしれません。しかし、第2波、3波は懸念されているものでそれが1カ月後なのか、それともすぐになのかはわかりませんが、人々は新たなコロナ騒動にむけて備えておかなければならないわけです。

是非5G通信をうまく活用してコロナ禍でも人と人とのコミュニケーションをスムーズに、そして娯楽も精いっぱい楽しんで新しい生活様式に慣れ、コロナウイルスに打ち勝てるよう頑張っていきましょう。