Clubhouse(クラブハウス)の使い方や始め方!参加の仕方や招待も解説!

日本に彗星のごとくあらわれた「Clubhouse(クラブハウス)」というSNSアプリをご存知でしょうか。Clubhouseは音声版ツイッターとも呼ばれており、音声メインのSNSとして注目を集めています。
事実、ツイッター上ではトレンドワードになったり、アップルストアのSNSのカテゴリーでダウンロード数1位になっているため、一度目にしたことがあるという方もいるかもしれません。
しかしなぜいきなりClubhouseが日本で話題になっているのでしょうか。そこで本記事では、Clubhouseがはやっている理由や、Clubhouseの使い方を完全解説していきます。
Contents
Clubhouse(クラブハウス)とは?
Clubhouseはアメリカのベンチャー企業「Alpha Exploration」により、2020年3月にローンチされた「音声特化型SNSアプリ」です。アプリを開くと多数の「ルーム」があり、ルームに入る事で、会話に参加したり、視聴者として会話をきくことができます。
ルームの中の会話は雑談から、専門的な対談まで様々です。アプリの検索画面からジャンルを選ぶことができるので、自分が聞きたいに参加することができるでしょう。
2020年5月時点での会員数はまだ3,500人でしたが、その後ベンチャーキャピタルから100億円の出資を受けたことで、アメリカの経営者を中心に認知度が拡大しました。
その後、2021年1月26日に日本でのインストールが開始されたとともに、流行の波がやってきました。なお、日本でもClubhouseは使えるものの、全て英語表記となっています。
Clubhouseの特徴①:音声がメイン
さきほどClubhouseのことを「音声特化型SNSアプリ」と伝えたとおり、Clubhouseは音声のやり取りが中心です。分かりやすく言えば、ラジオのようにMCとして会話に参加したり、視聴者として会話を聞くといった使い方ができるのです。
ツイッターやインスタグラムは、テキストもしくは写真の投稿がメインでしたから、音声メインというのは斬新な発想ではないでしょうか。
Clubhouseの特徴②:招待性という限定感
Clubhouseがここまで話題になったのは「招待制アプリ」であるという点が大きいでしょう。Clubhouseをはじめるには、すでにClubhouseに登録した人に招待してもらわなければなりません。そのためClubhouseは、誰でもすぐに始められるわけではないのです。
最初に設けられている招待枠は、1人につき2枠のみとなっていますから、その限定感に惹かれている人もおおいでしょう。また、招待には電話番号が必須なので、信頼できる人と繋がっていくSNSとなっています。
Clubhouseの特徴③:本名での登録が原則
また、facebookの様に原則本名での登録が必要です。その際、所属の企業名を入力しなければなりませんので、Clubhouseは本人同士がつながるオープンなSNSとなっています。またトークのリツイート機能やコメント機能もないことから、誹謗中傷の不安が少ないことも特徴でしょう。
よくClubhouseのことを「音声版ツイッター」と表現している方もいますが、残念ながらそれは少し違うかもしれません。ツイッターは匿名性が高く拡散力が特徴でしたが、Clubhouseは本名登録・拡散効果がないのが特徴です。ツイッターとClubhouseは、むしろ真逆の存在といえるかもしれません。
Clubhouseの登録から始め方まで
Clubhouseに参加するためには「招待してくれる人を見つけること」が必要です。さきほど解説したとおり、Clubhouseに登録するためには、すでにClubhouseを始めているユーザーから招待をうける必要があります。
招待方法は、すでにClubhouseに登録している人が、新たに登録したい人の電話番号を入力することだけですので、周囲にClibhouseを始めてる知人がいないか探してみましょう。
招待以外の登録方法
運良く周囲にClubhouseを使っている人がいたとしても、招待枠の上限に達していれば、招待してもらえません。そんなときに使える手段が「招待依頼(ウェイティングリスト)」を出すことです。連絡先を交換しているユーザーが招待依頼に気付けば、Clubhouseに招待してくれるでしょう。
【注意】招待枠を購入するのはやめよう
招待性という限定感からか、Clubhouseの招待枠をフリマアプリで高額販売している例も見受けられますが、その方法でClubhouseに登録するのはおすすめできません。
なぜならClubhouseの自分のプロフィール欄に、招待者のアカウントが明記されるからです。全く面識のない人とつながっている証拠が、いつまでも続くのは気分がいいものではないでしょう。
ましてや金銭が発生しているため、その後のトラブルにつながるリスクもあります。Clubhouseの招待枠を購入するのはやめておきましょう。
Clubhouseの使い方
Clubhouseに登録が完了し、プロフィール情報を設定したら、早速ほかのルームを視聴してみましょう。Clubhouseでできることは、以下の4つです。
Clubhouseの使い方①:ルームを検索する
Clubhouseの使い方②:会話を聞く Clubhouseの使い方③:会話に参加する Clubhouseの使い方④:ルームを作る |
Clubhouseの使い方①:クラブを検索する
Clubhouseの醍醐味といえば、芸能人や専門家のトークをリアルタイムで聞けることです。そこでさっそく「ルーム」を検索してみましょう。「ルーム」とは会話をしたり視聴をしたりする場所のことです。テレビ番組で言うところのチャンネルと考えると分かりやすいかもしれません。
Clubhouseのトップページには、自分がフォローしているユーザーが話しているルームが並んでいます。また虫眼鏡マークをタップすれば、フォローしているユーザー以外のルームも表示してくれるので、自分が好きなルームを見つけましょう。
Clubhouseの使い方②:会話を聞く
ルームに入って会話を聞くには、気になるルームをタップするだけです。
Clubhouseの使い方③:会話に参加する
参加しているルームで、会話に入るときには画面右下にある「手のマーク」をタップします。主催者が許可をすれば、会話に参加できるようになります。もしルームから退室するときには、左下の「ピースマーク」をタップすることで、退室できますので、あわせて覚えておきましょう。
Clubhouseの使い方④:ルームを作る
みずからルームの主催者になるときには、トップページ下部にある「Start a room」をクリックします。その際、以下の3つから閲覧形式を設定できるので、自分にあったもの選択しましょう。
Open:公開
Social:フォローしている人のみに公開 Closed:非公開、招待した人のみ参加可能 |
(参考:【取扱説明書】招待制SNSアプリClubhouseの使い方とは【クラブハウス】)
Clubhouseの主な用途
Clubhouseは基本的に1対複数、複数対複数のSNSですから、現状以下のような使われ方をしています。
・雑談
・ラジオ配信 ・セミナーや講義などのトークイベント ・自分の歌や音楽を披露する ・音楽イベント ・作業通話 |
芸能人同士の雑談を作業しながら聞いてみたり、専門科によるトークイベントで質問をしてみたり、Clubhouseのルームの作り方は自由です。そのため企業では、Clubhouseを使ったオンラインセミナーを企画している事例もあるようです。今後の活用に期待していきましょう。
在宅勤務の社員がClubhouseに集まっている
Clubhouseの用途のうち、新鮮なのが「作業通話」ではないでしょうか。作業通話とはもともと「Skype」などの無料通話アプリが普及した時代に、流行った言葉で「黙々と作業しながら通話をつなぐ」という使い方です。ルーム内の全員が作業をしているため、会話はなく無言の状態が続いています。
ルームに参加している人は、作業に集中していることが前提ですので「周りが頑張っているからもう少しがんばろう」という気持ちになります。また定期的に主催者、軽い雑談をしてくれるので、まるでオフィスにいるかのように作業にメリハリがつくのです。
そのため一人で作業するよりも生産性が高められると、在宅勤務の人から支持を集めています。
Clubhouseの今後
すでに大きな話題を呼んでいるClubhouseですが、残念なことに現在はiphoneでしか対応していません。しかし今後はAndroidでも使えるようになると発表されていますから、よりClubhouseのアクティブユーザーは増えていくでしょう。
また現在は英語のみの対応ですが、今後は多言語対応になるのではないかと予想されています。多言語対応になれば、インスタグラムやフェイスブックのように世界で使われるSNSになるのも、そう遠くはないでしょう。
5GがClubhouseに影響を与える?
通信技術の発展によって、同時に複数人が話して問題なく通話が楽しめるようになりました。しかしながら通信環境によっては、音声が乱れてしまったり、通信が途切れてしまう場合もあります。
5Gであれば、Clubhouseは今よりも高音質で、タイムラグのない通話が楽しめるはずです。今後Clubhouseがシェアを拡大すれば、今までにない機能が搭載される可能性もありますから、今後の発表に期待しましょう。
まとめ
Clubhouseは今までにない新しいSNSとして、急速に人気が高まっています。Clubhouseが人気のわけには、招待性という限定感と、芸能人同士の会話を聞いたり、会話に参加できると特別感がありました。また本名を使うことで公明性が高まり、誹謗中傷のリスクがないという点も人気の理由でしょう。
すでにアメリカでは、Clubhouseを使って瞑想の会や、読んでいる本を紹介し合うブッククラブ、時事問題について論じ合う大規模なイベントといった活用が既に広まっています。今後は日本でも大規模なトークイベントが開催されるかもしれませんので、今後の動きを追っていきましょう。