auが5G向けの新プランを発表!Amazonプライムがセットで月額9,350円!

2020年は日本国内で5Gサービスが始まり、5G対応スマホも多数登場しています。大手キャリアも5G向けのスマホ料金プランを打ち出しています。auのKDDIは12月9日に「データMAX 5G with Amazonプライム」を発表しました。プランの内容にAmazonプライムが含まれるセットの内容となっています。
今回は「データMAX 5G with Amazonプライム」について解説していきたいと思います。auの5Gプランや、他社の5Gプランとも比較しているので、ぜひ目を通してみてください。
Contents
auの5G向け新プラン「データMAX 5G with Amazonプライム」とは?
2020年12月9日、au(KDDI)が発表した「データMAX 5G with Amazonプライム」は、5Gスマホ向けの新料金プランです。提供開始は12月11日からスタートしています。
こちらのプランはデータ使い放題で、テザリング、データシェア、国際ローミング通信を利用する場合は月間上限が60GBまでとなっています。対応機種は5Gスマホなので、4Gスマホをお使いの方は注意してください。
「データMAX 5G with Amazonプライム」最大の特徴は、「Amazonプライム」と「TELASA」がセットでついてくるという点です。従来のプランを契約中のユーザーにもメリットがあります。追加料金なしで「Amazonプライム」が付いてくる、「データMAX 5G Netflixパック(P)」 と「データMAX 5G ALL STARパック(P)」も、12月11日から順次提供されています。プラン変更に伴う手数料は発生しません。
データMAX 5G with Amazonプライムの内容
「データMAX 5G with Amazonプライム」は、動画配信サービス「Amazonプライム」と「TELASA(テラサ)」が付属された料金プランです。家族割など各種割引が適用されますが、適用前の月額料金は9,350円となっています。月間のデータ容量が2GBの場合には、自動的に1,480円が割引となります。
通常 | 2GB以下 | |
割引前の料金 | 9,350円 | 7,870円 |
2年契約適用時 | 9,180円 | 7,700円 |
家族割プラス | 2人:-500円
3人:-1,000円 4人:-2,020円 |
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auスマートバリュー | -1,000円 | |
スマホ応援割III | -1,400円(翌月から6ヶ月間) | |
5Gスタート割 | -1,000円(翌月から12ヶ月間) | |
合計 | 3,760円 | 2,280円 |
月間データ容量 | 国内無制限で使い放題
(テザリング/データシェア/世界データ定額利用時は、最大60GBまで) |
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利用可能サービス | Amazonプライム、TELASA(見放題プラン) | |
対応機種 | 5Gスマホ | |
提供開始日 | 2020年12月11日 |
Amazonプライムの利用権は、1年分のギフトコードという形で提供されます。「データMAX 5G with Amazonプライム」を契約すると、SMSでギフトコードが届けられます。このギフトコードを適用すると、1年間無料でAmazonプライムを利用できるでしょう。
auの他5Gプランとの比較
auはこれまでにも5G向けの「データMAXプラン 5Gシリーズ」を提供しています。
全プラン国内データ容量が無制限である点は、共通しています。一方でテザリング、データシェア、ネットワークサービスには違いがあります。
各プランの特徴や料金の違いについて、見ていきましょう。なお、価格はすべて2年契約を適用した場合の条件で税抜表記してあります。
月額料金 | データ量上限 | セット内容 | |
データMAX 5G | 8,480円 | なし
※テザリング、データシェア、世界データ定額での利用上限30GB) |
– |
データ MAX 5G with Amazon プライム | 9,180円 | なし
※テザリング、データシェア、世界データ定額での利用上限60GB |
Amazonプライム
TELASA |
データMAX 5G Netflix パック(P) | 9,480円 | なし
※テザリング、データシェア、世界データ定額での利用上限60GB |
Netflix
TELASA Amazonプライム |
データMAX 5G テレビパック | 9,255円 | なし
※テザリング、データシェア、世界データ定額での利用上限70GB |
TELASA
Paravi FODプレミアム |
データMAX 5G ALL STARパック(P) | 10,980円 | なし
※テザリング、データシェア、世界データ定額での利用上限80GB |
Netflix
TELASA Apple Music YouTube Premium Amazonプライム |
NetflixパックとALL STARパックの「P」は、Amazonプライム利用権を示しています。現在どちらかのプランを契約中で、Amazonプライム利用権を得たい場合には、プラン変更手続きを行ってください。
他キャリアの5G向けプランとの比較
「データMAX 5G with Amazonプライム」は、ドコモの「5Gギガホ」やソフトバンクの「メリハリプラン」に相当するプランと見なされています。それぞれのキャリアの5G向けプランと比較してみましょう。
ドコモの「5Gギガホ」の内容
ドコモの5Gギガホはデータ容量100GBの料金プランです。終了時期未定のキャンペーンとして、容量無制限も打ち出されています。シンプルな構造で、「みんなでドコモ割」や「ドコモ光セット割」なども適用できるようになっています。
月額料金 | 7,650円(定期契約なし) |
利用可能データ量 | 100GB |
みんなドコモ割 | 2回線:-500円※1
3回線:-1,000円 |
ドコモ光セット割 | -1,000円 |
dカードお支払割 | -170円 |
合計(※1) | 5,980円 |
ソフトバンクの「メリハリプラン」の内容
ソフトバンクの「メリハリプラン」は、4Gでも5Gでも利用できる容量50GBの料金プランです。ソフトバンクを使用している家族同士なら、通話料が無料になります。他の場合は20円/30秒の「基本プラン(音声)」を組み合わせて使うといいでしょう。
月額料金 | 8,480円 |
半年おトク割(6ヵ月) | -1,000 円 |
5G 1年おトクキャンペーン(1年間) | -1,000 円 |
おうち割 光セット | -1,000 円 |
みんな家族割+ | -500円(2人)※1
-1,500 円(3人) -2,000 円(4人) |
合計(※1) | 4,980円(2-7ヵ月目) |
競合他社への対抗プランは1月中に発表予定!
政府は「携帯電話料金の値下げ」を挙げており、携帯料金プランに対する値下げ圧力が強まっています。2020年12月3日には、NTTドコモが格安の新料金プラン「ahamo」を発表しました。月額2,980円で20GBまで使えるということで、携帯業界に衝撃を与えました。
翌週の9日にはauが新プラン「データ MAX 5G with Amazon プライム」を発表されました。このプランはNTTドコモなら「5Gギガホ」と同水準の内容となっています。しかし「ahamo」発表直後ということもあり、ユーザーからはahamo対抗となる新プランが期待されていました。それだけに落胆の声も少なからず上がる結果となりました。
ドコモの「ahamo」には、以下のようなメリットがあります。
・新規契約事務手数料が無料
・MNP転出手数料が無料
・契約解除料なし
これに対してKDDIは、2021年2月以降に「au」および「UQ mobile」の移行にかかる手数料を見直すと発表しています。さらに21年夏以降は、料金プランの変更と同じ簡単な手続きで、ブランドをスイッチ可能にするとも発表しました。これによりMNP予約番号発行が不要になり、MNP転出手数料、契約解除料、契約事務手数料が発生しなくなります。
またKDDIの高橋社長は、競合他社への対抗プランは、2021年1月には発表したいと述べています。ahamoのインパクトが大きかっただけに、1月の発表にも期待が高まります。
まとめ
今回はauから発表された新プラン、「データMAX 5G with Amazonプライム」について解説しました。
AmazonプライムとTELASAがセットになったプランで、各種割引を適用することで、月額料金を抑えて利用できます。一方で各種割引を前提とする複雑なプランということで、ユーザーからは落胆の声もあがっていました。直近でドコモからシンプルで格安の新プランが発表されていただけに、auにも同様の新プランが求められています。
KDDIはこうした風潮を受けて、2021年1月には何らかの対策を取ってくると思われます。政府からも携帯料金の見直しが迫られています。今後もKDDIを始めとする各社の動向からは目が離せません。