5G時代の集客とは?ARを活用したマーケティングメリット

 

ECサイトやSNSを活用している店舗では、新型コロナウイルスをきっかけに、WEBマーケティングに力を入れたいと考えいる方も多いでしょう。数多くのECサイトから差別化を図る施策として「AR」を使った集客に注目が集まっています。ARの活用は通信規格「5G」の登場によって普及する見込みです。

本記事ではマーケティングの流れを抑えつつ、なぜ5GがARの発展に必要なのか、ARを使うメリットについて解説していきます。

マーケティングの中心は「WEB広告」

最新の集客方法を知る前に、今のマーケティングの中心について知っておきましょう。10年前のマーケティングと言えば、テレビCMや、雑誌、新聞などが一般的でしたが、今では「WEB」に移っています。WEB広告が中心となった背景には、次の2つが考えられます。

 

・通信技術の発展によって、高速・安定通信が出来るようになったこと
・スマホ所有率の上昇によって、スマホからインターネットに繋がる人が増えたこと

すでに2019年には、インターネット広告費が2兆円を超え、テレビメディア広告費を抜いたことからも、WEB媒体でのPRが集客の中心であることは、間違いありません。

 

・「動画広告」はWEBマーケティングの強み

勢いづくWEB広告業界の中でも、発信力のあるPR方法が「動画」です。これまでテキストや画像が中心だったWEB広告ですが、4G通信の登場によって、動画を使ったマーケティングが主流になってきました。動画広告は、従来よりも多くの情報を伝えることが可能であり、印象に残りやすいため消費者に商品の内容やイメージを届けやすくなるというメリットがあります。

・「動画広告」のトレンドはスマホ仕様

最近の動画広告は、YouTubeなどの動画視聴サービスだけでなく、Instagram(インスタグラム)や、TikTok(ティックトック)といったSNSでの導入が盛んになっています。このようなSNSを使った動画は、スマホから動画が見やすいように、縦型のPR動画が作られていたり、尺の短いショートムービーが盛んに使われているのが特徴です。

 

5Gの登場で動画広告市場に変化がある

通信技術の発展によって、動画広告市場は拡大し続けてきました。実際、2020年の市場規模は3,200億円を超え、2023年には5,000億円を超える見込みです。

(参考:2019年国内動画広告 市場調査 サイバーエージェント

 

今後は次世代通信規格「5G」が全国に普及しますから、大容量のデータを一瞬で安定して処理することが可能になってきます。そうなれば動画広告市場は、より成長していくでしょう。「超高速」・「超低遅延」・「多数同時接続」という特徴をもった5G通信で、特に注目されているのが「AR」を使ったマーケティング方法です。

ARを使うことで、商品PRや、ブランディング強化、顧客満足度の上昇に繋がると見込まれています。

 

そもそもARとは拡張現実のこと

AR(Augmented Reality)は、日本語に訳すと「拡張現実」を示します。その名の通り、現実を一歩拡張させた技術のことで、スマホのカメラをかざすと、現実の画面にCGが登場する仕組みです。社会現象にもなった「ポケモンGO」を想像するとイメージしやすいでしょう。またカメラアプリ「SNOW」のように、顔を認識してメイクをしたり、ウィッグをつけたりするようなARの使い道もあります。

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なぜ5Gの登場でARが注目されているのか

ARを利用するには、現実とデジタル双方のデータを連続的に処理する必要があります。従来の4G通信では、膨大なデータを処理することが出来ず、映像が止まってしまったり、データ容量を小さくするために画質が落ちてしまうという問題点が存在しました。

 

5G通信であれば4Gと比較し、20倍の通信速度・10分の1の遅延速度・10倍の同時接続台数を実現しています。そのため、ARのような膨大なデータも瞬時に表示することが可能です。これまでよりも大容量のデータを動かせるので、現実世界と変わらないような、リアルなエフェクトを作ることも可能になるでしょう。

 

5G通信の実用化はAR技術の進化に直結するはずです。まだ見ぬARを使った新しいコンテンツや、アプリケーションも登場するかもしれません。

 

ARを使ったマーケティング方法のメリット

すでにゲームや美容など多くの分野で、ARの導入が進んできています。しかしARを導入している企業のほとんどは大手企業が多いでしょう。中小企業や個人店でのAR活用はまだというところが多いかもしれません。

 

4Gの主流である動画コンテンツも、最初は大手企業から始まり、次第に中小企業へ広まっていきました。そのため今後のトレンドとなるARのメリットを今の内に知っておくことに損はありません。こちらでは、ARを活用するメリットについて紹介していきます。

 

・商品の追加情報を表示できる

ARを使うことで、実店舗にある商品に対して追加情報を表示することが可能になります。例えば飲食店の看板にカメラをかざせば、お得なクーポンが発行できたり、飲食店のメニューをカメラで映すことで、カロリーやアレルギー情報が表示することも可能になるでしょう。

このように現実では表記しきれない情報を、景観を壊すことなく伝えることができるのもARの魅力です。

 

・話題性が大きくPRに繋がる

まだARは利用したことがある人が少なく、まだまだ未体験のサービスです。そのためARを使った広告が成功すれば、大きな話題性に繋がるでしょう。

例えば渋谷の飲食店「Tyffonium Cafe(ティフォニウム・カフェ)」では、ARを活用した「魔法パフェ」を販売しています。店内にあるタブレットでパフェを映すと、パフェの周りに雲が現れたり、小さなキャラクターが踊ったりと幻想的なエフェクトが表示されます。今は話題性のあるキャンペーンを行えば、SNSなどで拡散される時代ですから、集客や知名度アップのためにARを使うことは有効でしょう。

(参考:Tyffonium Cafe(ティフォニウム・カフェ)

・店舗に行かなくても、実際に商品を試すことが出来る

ECサイトは、店舗に足を運ばなくても商品を購入できることにメリットがあります。しかし、店頭のように商品を実際に試すことはできません。多くの実店舗にある服の試着や、インテリアの展示、車の試乗などは、顧客の試したいという欲求に応えた販売方法です。そう考えるとECサイトは、購入までの判断材料に欠けていると言えるでしょう。

 

しかしARがあれば、実物に触れることなく商品を試すことが出来ます。スマホカメラで自分を映して試着したり、また家具を買う前に、ARで部屋に家具を配置して、色味を確認することも可能でしょう。5Gが活用されれば、よりリアルな表現も可能になるため、ECサイトの強化にARは効果的です。

5Gを使って今後マーケティングはどのように変わっていくのか?

 

まとめ

5Gの活用によって、膨大なデータもタイムラグなく表示できるようになりました。今後、スマホを使ったWEB広告が伸びていくことは間違いないでしょう。

 

WEB広告の中でも、ARは集客と利便性の向上という2つの効果を得られるツールです。そのため大企業だけでなく、地域の飲食店や美容室などあらゆる店舗に普及していくでしょう。

SNSや動画コンテンツでの集客に力を入れているという店舗は、ARを取り入れた施策を考えてみるのもいいかもしれません。