『AQUOS sense5G』はこの冬の発売が決定!気になるスペックについて解説

「5Gスマホは高級品」そう考えている方も多いのではないでしょうか。
これまで登場していた5G端末は、どれも10万円前後といった高額な価格設定が並んでいました。

しかし2020年の冬に発売予定の「AQUOS sense5G」は、3万円台での登場になるのではないかと予想されています。本記事では、今から注目が集まるAQUOS sense5Gの魅力を解説。性能と価格のバランスの取れた端末の魅力をお伝えします。

AQUOS sense5Gとは

国内メーカー「シャープ」が発表した5G対応スマートフォンが「AQUOS sense5G」です。

見た目は148mm×71mmというコンパクトデザインのため、片手で操作しやすく、持ちやすさが特徴といえるでしょう。
ディスプレイサイズは5.8インチのIGZO液晶を採用。さらにAQUOS史上最大の4570mAhのバッテリーを搭載するなど、小さいながらもパワフルな仕様となっています。

AQUOS sense5Gの価格は未定ながらも、シャープの広報担当によれば「すでに発表されている『AQUOS sense3』の価格とそう変わらない」と発表していることから、3~4万円台になると予想されています。

これまで登場していた5Gスマートフォンは、ハイグレードなモデルが多く、10~15万円の端末が中心でした。AQUOS sense5Gなどの端末の低価格化をきっかけに、5Gスマホ市場の競争は激化していく見込みです。

AQUOS sense5Gの概要

3万円台という端末価格から、注目があつまる「AQUOS sense5G」。ここではAQUOS sense5Gのスペックをもとに、低価格化の理由と特徴を解説します。

サイズ/質量 約148 × 71 × 8.9mm/未定
OS Android™ 11
CPU Qualcomm® Snapdragon™ 690 5G mobile platform

2.0GHz+1.7GHz オクタコア

内蔵メモリ RAM 4GB/ROM 64GB
ディスプレイ 約5.8インチフルHD+(2,280×1,080ドット) IGZO液晶ディスプレイ
アウトカメラ 標準 有効画素数 約1,200万画素 CMOS F値2.0
アウトカメラ 広角 有効画素数 約1,200万画素 CMOS F値2.4
アウトカメラ 望遠 有効画素数 約800万画素 CMOS F値2.4
インカメラ 有効画素数 約800万画素 CMOS F値2.0
Wi-Fi® IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth® Ver.5.1
バッテリー容量 4,570mAh(内蔵電池)
防水/防塵 IPX5・IPX8/IP6X
生体認証 顔認証、指紋認証
おサイフケータイ/NFC ○/○

端末がここまで低価格になった理由は、人間でいう脳機能にあたる「Snap Dragon」の低価格化にあるでしょう。

Snap Dragonを開発する「クアルコム」では、2020年春から格安スマホ向けのSnapDragonを登場させています。AQUOS sense5Gに搭載されているのは、格安スマホ向けの「SnapDragon690」なので、端末価格も抑えられるという訳です。

またもう1つ安くなる要因として、メモリサイズが小さいことが上げられます。AQUOS sense5Gの内蔵メモリは、RAM4GB/ROM 64GBとなっています。

2020年3月に発売された「AQUOS R 5G」の内蔵メモリは、RAM12GB/ROM256GBでしたから、比較すると、価格の安さは、メモリの容量に理由があると言えるでしょう。

AQUOS sense5Gの価格と発売日

コストパフォーマンスの良さに注目が集まる「AQUOS sense5G」は、すでに発売されている「AQUOS sense3」と近い価格帯になると予想されています。AQUOS sense3(64GB)の価格が、2,7000円ほどだったことを考えると、3~4万円台になるでしょう。

発売日は2020年の冬と発表されています。詳しい料金や発売日については、続報を待ちましょう。

AQUOS sense5Gは現状KDDIからの発売発表のみ

AQUOS senseシリーズは、スマホの基本機能を搭載しながら、3万円台前後で発売しているコストパフォーマンスの高い端末です。今回発売されるAQUOS sense5Gも、性能と金額を両立した5G端末となるでしょう。

AQUOS sense5Gの取り扱いは、現状KDDIからの発表のみとなっています。KDDIからは10月以降、5G対応端末を6機種発売すると報道されていることから、より端末の選択肢が増えて行く見通しです。

AQUOS sense5Gのスペックとポイント

価格の安さに注目が集まるAQUOS sense5Gですが、端末性能も当然魅力的です。こちらでは、AQUOS sense5Gの特徴的なスペックとポイントについて解説していきます。

読み込みスピードが速い

AQUOS sense5Gは、内蔵メモリーの規格に「UFS2.1」を採用。「UFS2.1」は、すでに発売されているAQUOS sense3と比較し、読み取り速度が25%向上するとされています。

そのためサクサクWebページを閲覧出来たり、ゲームの読み込み時間が短縮でき、ストレスフリーな操作ができるでしょう。

バッテリーが1週間もつ

AQUOS sense5Gの公式サイトでは、1日1時間程度のスマホ使用と23時間の待ち受けという使い方において、1週間の充電持ちを発表しています。

AQUOS sense5Gに搭載されているバッテリー容量は、AQUOS史上最大の4,570㎃hを実現。省エネ設計のディスプレイと合わせることで、充電切れの不安を感じずにスマホ操作が出来るはずです。

Google最新のOSを採用

AQUOS sense5Gには、最新のOS「Android 11」を採用しています。Android 11では新機能として、アプリ操作中に、チャットアプリからの通知が来た場合、アプリを切り替えずにそのまま返信できる「通知バブル機能」を搭載。

Android11が搭載されているのは、同時期に発売されるAQUOSスマホの内、AQUOS sense5Gのみであるため、最新のOS体験ができるでしょう。

写真編集へのこだわり

AQUOS sense5Gでは、RAW撮影に対応しています。通常の写真はJPGが一般的ですが、JPGはデータが圧縮されており、自分の意図としない写真になることもありました。

一方RAW撮影とは、圧縮されていない膨大なデータ量のまま撮影することを指します。RAWで撮ったデータは編集する必要がありますが、その分美しく仕上げることが可能となるでしょう。

RAW撮影を行う場合は、カメラアプリをマニュアルモードに設定し、超広角レンズを選択する必要があります。保存形式を「JPG+RAW」に設定しておけば、すぐにシェアしたい写真はJPG、じっくり編集したい写真はRAWを使い分けられるでしょう。

Adobe Photoshop Expressが使える!

AQUOS sense5GではRAW撮影が可能ですので、画像を編集するソフトとして「Adobe Photoshop Express」を使用します。Adobe Photoshop Expressは、ワンタップで写真編集できるので、簡単に美しい写真が現像できるでしょう。

雨粒や光を合成して、ドラマチックな表現を可能にしたり、映りこんでしまった不要なモノや汚れも、タップするだけでキレイに除去してくれます。写真を美しく残したいと考えている方に、ピッタリの機能と言えそうですね。

AQUOS sense5GとAQUOS R5Gのスペック比較

5G端末の中でも、スペックと価格のバランスの良さが目立つ「AQUOS sense5G」。すでに発売されている「AQUOS R 5G」とどっちがいいのか迷う方もいるでしょう。

以下で2つの端末のスペックを比較しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

ブランド名 AQUOS sense5G AQUOS R 5G
価格 未定(3~4万円ほどの見通し) 税込106,870円(2020年6月 KDDI)
サイズ/質量 約148 × 71 × 8.9mm/未定 約162×75×8.9mm/189g
OS Android™ 11 Android™ 10
CPU Qualcomm® Snapdragon™ 690 5G mobile platform

2.0GHz+1.7GHz オクタコア

Qualcomm® Snapdragon™ 865 5G mobile platform

2.8GHz+1.8GHz オクタコア

内蔵メモリ RAM 4GB、ROM 64GB RAM 12GB 、ROM 256GB
ディスプレイ 約5.8インチフルHD+(2,280×1,080ドット) IGZO液晶ディスプレイ 約6.5インチ (3,168 × 1,440ドット)Pro IGZOディスプレイ10億色
アウトカメラ 標準 有効画素数 約1,200万画素 CMOS F値2.0 有効画素数 約1,220万画素 CMOS F値 1.7
アウトカメラ 広角 有効画素数 約1,200万画素 CMOS F値2.4 有効画素数 約4,800万画素 CMOS F値 2.9
アウトカメラ 望遠 有効画素数 約800万画素 CMOS F値2.4 有効画素数 約1,220万画素 CMOS F値 2.7
インカメラ 有効画素数 約800万画素 CMOS F値2.0 有効画素数 約1,640万 F値 2.0 AQUOS beauty(美肌補正)
Wi-Fi® IEEE802.11a/b/g/n/ac IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth® Ver.5.1 Ver5.1
バッテリー容量 4,570mAh 3,730mAh
防水/防塵 IPX5・IPX8/IP6X IPX5/IPX8/ IP6X
生体認証 顔認証、指紋認証 顔認証、指紋認証
おサイフケータイ/NFC ○/○ ○/-

2つの端末の位置づけは、AQUOS sense5Gが「エントリーモデル」、AQUOS R 5Gが「フラッグシップモデル」となるでしょう。

CPUや内蔵メモリを見てみると、AQUOS R 5Gの方がスペックが高く、データ量の膨大なゲームをプレイしたり、映画を視聴してもストレスなく楽しめます。また、カメラ性能もAQUOS R 5Gの方が画素数が高く、より美しい写真や動画撮影が可能です。

AQUOS R 5Gは、公式サイトに「新時代の頂を約束する」と表すほどの超ハイスペックスマホです。

普段からスマホの使用時間が長く、ゲームや動画コンテンツを楽しむヘビーユーザーの方におすすめと言えるでしょう。しかし、そこまでスマホを利用しない方にはオーバースペックになってしまいます。自分のスマホの使い方に合わせ、どちらのスマホが丁度いいか検討してみましょう。

AQUOS sense5Gをおすすめする人はこんな人

2020年の冬に発売予定のAQUOS sense5Gは、AQUOS R 5Gと比較するとスペックは下がるものの、十分使い勝手のよい端末です。こちらではAQUOS sense5Gが向いている方はどんな方かチェックリストを作成しました。

☑5Gエリアが近隣にある
☑スマートフォンの買い替えを検討している
☑今までの5Gスマホが高額だと感じている
☑端末代を抑えたい
☑スマホは普段通りに使えれば問題ない
☑端末の充電持ちは重要
☑持ちやすい端末が良い
☑写真はキレイに撮りたい

上記の7つのチェック項目の内、当てはまる項目は多いほど「AQUOS sense5G」がおすすめできるでしょう。

AQUOS sense5Gは、これまでのAQUOS senseシリーズ以上の性能を実現。しかも低価格での発売が見込まれていますので、コストパフォーマンスの高い端末となるでしょう。

2020年9月時点では、予約販売は開始されていませんので、続報が入り次第お知らせします。

まとめ

AQUOS sense5Gの発売日や正式な価格など、続報が気になるところ。AQUOS senseシリーズの価格を考えると、低価格帯での販売は間違いないでしょう。

これまで各メーカーは、5Gのフラッグシップモデルを展開し、高級端末が肩を並べていました。今後は格安端末が中心となり、5G端末の利用者も増えて行くことが予想されます。

同時期には、iPhoneの5G端末が登場すると噂されていますから、今後の5Gスマホ市場の動向に注目していきましょう。