ドコモ20ギガ2980円に値下げ「ahamo」はメインブランドで展開!

スマホユーザーのなかで「携帯料金が高い」と感じたことがある方は多いでしょう。せっかく安いプランに申し込んでも、オプションを外すと結局高くなるというケースも珍しくありません。そんななかドコモが、20GB2,980円の新プラン「ahamo(アハモ)」を発表したのをご存知でしょうか。本記事では、ahamoの料金や特徴、ドコモがahamoを打ち出した理由について詳しく紹介しています。
Contents
ドコモが最新プラン「ahamo」を発表
政府が「携帯料金の値下げを検討する」と発表したことを受け、ドコモは新料金プラン「ahamo(アハモ)」を打ち出し、業界内外を問わず話題となっています。
これまでの携帯料金は内訳が分かりにくく高額で、消費者にとって不便なものでした。ところがドコモが発表した新プランは、20GBで月額2,980円というシンプルな料金体系です。さらに各種オプションによる割引といった複雑さもありません。
そのため、これまで料金体系が分かりにくいと感じていたユーザーが、一気にドコモに乗り換える可能性が高くなっています。
ahamoの料金
ahamoの月額料金は、20GBで2,980円というコストパフォーマンスの良さが特徴です。4G通信に加え5G通信にも対応可能なので、今までにない高速通信を楽しむことができるでしょう。
これまで消費者にとって関心が高かったトピックとして、5G通信やiphoneと並んで「携帯料金の値下げ」が大きいでしょう。
ドコモはahamoを発表したことで、2年前と比較し7割ほど安い通信料金となります。UQモバイルといったサブブランドではなく、メインブランドが値下げに対応したことで、政府からは賞賛の声が上がっています。
ahamoの特徴
とくに料金が注目されているahamoですが、ahamoの特徴はそれだけではありません。もうひとつのahamoの特徴は「オプションや割引を適用しなくても安い」という点でしょう。
これまで通信料金の安さが目立つプランはいくつも発表されていましたが、フタを開けてみれば回線申し込みが条件だったり、半年間の割引だったりと料金内訳が複雑化していました。ユーザーの中には「結局いくらなのか」と不満に感じたことがある人は多いはずです。
ahamoのプランは「回線割引なし・家族割なし・期間限定の割引なし」として20GB2,980円となっているのです。この分かりやすさはユーザーにとって非常に魅力的でしょう。
ahamoと他社の比較
ahamoとライバルとなるのがUQモバイルとYモバイルの2ブランドです。そこで3社の通信プランについて表にまとめました。
ドコモ | UQモバイル | Yモバイル | |
立ち位置 | メインブランド | サブブランド | サブブランド |
プラン名 | ahamo | スマホプランV | シンプル20 |
月額料金 | 2,980円 | 3,980円 | 4,480円 |
通信容量 | 20GB | 20GB | 20GB |
通話料 | 5分以内無料 | 20円/30秒 | 10分以内無料 |
事務手数料 | なし | 3000円 | 3000円 |
5G通信 | 〇 | × | × |
家族割 | × | 〇 | 〇 |
こうしてみるとahamoは、格安スマホに位置づけられる2社よりも月額料金が安く設定されています。またサブブランドだと必ず発生する事務手数料も、メインブランドであれば0円なところもahamoのメリットと言えるでしょう。
家族の場合であれば、家族割を適応できるサブブランドの方が安くなる可能性もありますが、単身者であれば、ahamoの方が携帯料金を抑えられるのは間違いありません。
2021年3月からサービススタート
従来の通信プランと比較して大容量でお得なahamoは、利用者が増加する見込みです。気になるahamoの申し込みは、2021年3月から始まる予定となっており、基本的にはオンラインのみでの対応に限ると発表しています。
またドコモはahamoの先行エントリーキャンペーンも実施しており、公式サイトから申し込み可能です。先行エントリーをした場合、dポイント3,000ポイントが支給されるので、お得にドコモを使いたいという方は、早めに先行エントリーを申し込みましょう。
低価格化が成功した背景
メインブランドであるドコモが、今までにない格安プランを発表できたのは、シンプルな料金設計に秘密があります。ahamoはキャリアメールが利用することができず、また家族割は対象外です。
加えてオンライン限定申し込みといった、他プランと明確な違いがあることがわかっています。携帯料金が高くなる要因のひとつである「店舗申し込み」をカットすることで、ahamoの料金を低価格に繋げることができたのでしょう。
ahamoはミドルプランとしての立ち位置
ドコモでは、すでに登場しているプランとして「5Gギガホ」と「ギガライト」の2プランがあります。5Gギガホは100GB7,650円のハイプランであり、一方ギガライトは1GB3,150円~のミニプランの位置づけです。
5Gギガホ 100GB7,650円 |
ahamo 20GB2,980円 |
ギガライト 1GB3,150円~ |
そのためahamoは、2つのプランの中間であるミドルプランの立ち位置となっています。5Gギガホでは通信容量が多く、ギガライトでは足りないと感じていたユーザーにとって、ahamoはちょうどいいプランでしょう。
またahamoの登場に伴い、5Gギガホの料金見直しが行われました。従来通りのプランを使いたい方もお得になる可能性が高いので、続報に期待したいところです。
ahamoを使うとお得になるユーザーは?
ドコモは新プランのターゲットとして「デジタルネイティブ世代の20代単身者」という明確な基準を設置しています。オンライン限定申し込みや、家族割が適用外というポイントをふまえると、ahamoは以下のような方におすすめのプランとなるでしょう。
・オンライン申し込みが可能な方
・単身者の方 ・家族の中でドコモを使っている人がいない方 ・スマホを利用する機会が多い方 ・Wi-Fiと4G通信を併用している方 ・7GBでは足りないが、100GBは不要と感じている方 ・今の経験料金が高いと感じている方 ・5Gを安く使いたい |
ドコモとしては、新プランを発表することで、これまで獲得してこなかった若い世代を獲得したいのでしょう。
ドコモが業界に与える影響はある?
ドコモの新プランの発表によって、携帯料金を安くするならサブブランドというイメージが崩されることになりました。政府がドコモの新プランをしていることも合わせ、メインブランドであるKDDIとソフトバンクの料金値下げが行われることは間違いないでしょう。
すでにKDDIは新サービスの発表会において「必ずお客様に満足頂けるプランを出していきたい」と述べています。このことからもKDDIが、料金値下げに対して前向きな捉え方をしていることが分かります。
まとめ
政府の料金値下げに対する発表をきっかけに、ドコモがこれまでにない低価格で大容量そしてシンプルな料金体系を打ち出しました。
消費者にとって親切なahamoは、これから加入者が急増していく見通しです。今後はKDDIやソフトバンクが、料金値下げをする可能性がありますから、新情報に期待していきましょう。