5Gが実現するこれからの農業の新しい形とは

5G最先端の通信技術として今注目が高まってきています。その中で映像などの視覚で訴えてきているのがゲーム業界ですが、今農業という産業においても着実にデジタルトランフォーメーションが5G普及をまえに行われています。今回は2019年8月末にリニューアルしたソフトバンク・テクノロジー株式会社とリデン株式会社のAGMIRU(アグミル)についてご紹介します。
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5Gを農業に活かそうとしているAGMIRUのサービスとは
ソフトバンク・テクノロジー株式会社およびリデン株式会社は農業資材が簡単に比較が行えるマッチングサービスをリニューアルし、よりデータを活用したデータ型農法を確立するための農業プラットフォームとしてAGMIRU(β版)の提供を開始しています。
サービス内容は現在は地域の天気や、市場の情報、さらには農業資材関係の購入や販売などが行えるサービスとなっております。
将来的には、管理画面上から生産物の生産管理や、作業効率化、予測分析、農作物の販売、さらには会計や金融などとサービスが拡大されていく予定のようです。
AGMIRUのサービスと連携している12社は農業にどうかかわっているか
企業名 | 事業内容 | URL |
ソフトバンク・テクノロジー株式会社 | クラウドの技術力を軸に、企業が本業に専念するためのIT支援 | https://www.softbanktech.co.jp/ |
リデン株式会社 | 農地の窓口 | https://www.reden.co.jp/ |
ボッシュ株式会社 | ハウス栽培向けの環境モニタリング | http://www.pocket-marche.com/ |
freee株式会社 | クラウド会計ソフト | https://www.freee.co.jp/ |
株式会社スカイマティクス | 葉色解析サービス「いろは」 | https://skymatix.co.jp/ |
株式会社マイファーム | 農業教育事業等 | https://myfarm.co.jp/company.html |
株式会社ポケットマルシェ | CtoCプラットフォーム | http://www.pocket-marche.com/ |
株式会社WorldLink&Company(SkyLink Japan) | ドローンの販売・修理・メンテナンス等 | https://www.skylinkjapan.com/ |
株式会社石川エナジーリサーチ | ドローンの販売・修理・メンテナンス等 | http://ier.co.jp/ |
株式会社アクセルスペース | 超小型衛星等を活用したソリューションの提案 | https://www.axelspace.com |
一般社団法人日本ドローンPROパイロット協会 | 農薬散布等の農業業務及び写真・動画撮影等の支援事業 | http://jadp.or.jp/index.html |
有限会社レイブプロジェクト | 農園景観撮影、農薬散布業務 | http://raveproject.jp/ |
5Gだけでなく、今までのキャリア運営で培った技術を活かしてクラウドを利用したIoTサービスを展開しているソフトバンク・テクノロジー会社が今回のAGMIRU(アグミル)のサービスの中心となっております。
上記にあげた12社が今後の農業をアナログな部分からデジタルへのトランスフォームを行う上でそれぞれ重要な役割をになってきます。
先ほどもあげましたが現在AGMIRU(アグミル)が展開を予定している分野が下記の6つの分野になります。
- 農業における生産管理
- 農業のドローなどによる作業効率化
- 画像解析などを利用した予測分析
- 作物のWeb販売
- Web上での確定申告手続き
- 融資を受ける
といった分野になりますが、まずドローンなどによる作業効率化にかんしては、ドローンの販売・修理・メンテナンスを子なっているSkyLink社や石川エナジーリサーチ、さらには、実際のドローンソーサ技術などの指導を行えるドローンPROパイロット協会などがあります。
農業における画像解析については超小型衛星等を利用したソリューションを展開しているアクセススペース社や農園景観撮影をしているレイブプロジェクト社、ボッシュ社、スカイマティクスなどが開発の中心になってくることが想定されます。
またWebの販売や確定申告は直接販売経路を持っているポケットマルシェとクラウド会計ソフトのFreee社が対応していくことが予想されます。
農業におけるそれぞれのプロフェッショナルが作り出すコンテンツを一つのサービスサイトで管理できるサイトがまさにこのAGMIRU(アグミル)ではないでしょうか。
5Gは新しい農業サービスにどのように関わってくるのか?
5Gは、これらの会社がそれぞれ提供するコンテンツを一つのプラットフォームで管理・確認できるためのインフラ通信として利用されることが予想されます。
例えば、ドローンを使った画像解析などは現状の通信技術においても十分に利用できていますが、今後5Gインフラが整った農地ではリアルタイムでの画像解析が確認が可能となってきます。
さっらに農地におけるセンサーなどを設置して情報をあつめるプラットフォームが構築されていれば更なる情報の展開やコンテンツの展開も可能となり、今まで自然との戦いであった生産が不安定であった農業がデジタル管理により安定的なものへと変わってくることが予想されます。
まとめ
AGMIRU(アグミル)が目指すデジタルトランスフォーメーションによる日本農業の安定化は、10社がそれぞれもつサービスを一つにすることができる5Gにより加速度的にすすんでくるのではないでしょうか。そして、今までは個々のサービスが農業や小商いを支えてきましたが、このような大きな新しい農業のプラットフォームが立ち上がることでマスで農業を支えて強い日本の農業を築いていけるのではないでしょうか。