5Gの特徴をいかした新しいビジネスのカタチを想像してみる5つの事業

5Gが間もなくスタートするという中で、事業経営者の方たちが思うことは5Gをどのようにビジネスシーンで活かしていくのかということです。今言われていることは動画やコンテンツ、もしくはローカル5Gなどの検討などといわれていますがコストの面で実現できる人数は限られてくるのではないでしょうか。今回はある程度の費用だけで参入できる5Gを利用した新しいビジネスのカタチについて想像してみたいと思います。

5Gは場所にとらわれない特性を活かしたビジネスとは

5Gの特徴は場所をなくしてしまうほど圧倒的な高速大容量通信であるという点です。つまり映像などを遅延なく他の場所に転送することが可能であるという点です。ある意味場所を飛ばすことのできるテレポーテーションのようなものであるようです。

場所にとらわれないので、ソフトバンクやドコモのサービスにもあったライブ中継をVRなどで楽しむことができるのです。

日本初の5Gプレサービスをフジロックで開始したソフトバンク

 

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場所をつかってビジネスをするものというと、

  • セミナービジネス
  • スクールビジネス
  • イベントビジネス

といったビジネスを想像することができます。

例えば、セミナーなどに関しても今までは開催する地域に訪問しては、場所代金を支払って人を集めてセミナーをするというものでした。しかし5Gが発展することでこの場所を探すことなくそれぞれの場所からセミナーに参加してもらい、参加者同士のコミュニケーションもバーチャルの世界を通して実現することが可能になってきます。

スクールビジネスに関しては、すでにドコモが実証実験で渋谷のダンススクールの先生が、広島の中学校のダンスレッスンを5G回線を利用して行っております。

イベントに関しては、プレサービスに行われているフジロックへのイベント参加など、今まで箱のキャパシティーでしかお客様を呼べなかったものがキャパシティー以上の人に対してもVR観戦用のチケットなどを配布・送信することでより多くのビジネスインカムを手にすることが可能になるはずです。

VRで紹介できる店舗や会社の雰囲気

VRを利用した不動産ビジネスやARを利用した家具サービスの販売などを以前お伝えしていますが、飲食店や小売店さらには一般企業などもVRやARの技術を活かして見込みユーザーに対して来店体験をしてもらうことが可能ではないかと想像しています。

不動産のVR技術では、実際に内見が体験できるというものですがアプリや映像コンテンツなどを飲食店のHPにアップロードすることでVR体験が可能であるように感じます。

こちらの企業ではVRの映像作成をしている企業ですが、不動産VR政策はもちろんのこと、面白いコンテンツとしてシューカツコンテンツというものを作っています。

求人市場において、人材確保のために多くの企業がコンテンツを充実させてきている場所ですが、VRコンテンツを作成することにより訪問しなくても会社の雰囲気が情報などを知ることも可能になります。

VRの今のネックとしては、このVR機器やヘッドセットなどを購入する必要がありますが将来5Gが普及すれば、専用のヘッドセットはいらなくなり今まで以上にVRコンテンツをユーザーは楽しむことができます。

その時に企業マーケティングや集客マーケティングとしてVRコンテンツを事前にWeb上に持っているところが強みを発揮してくるのではないでしょうか。

 

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商品一つ一つにPV動画を付けられる時代へ

観光に対してもこのような形で窓やセンサーを通して情報を受け取ることが可能な時代になります。つまり小売店や商品そのものに商品のPV情報などを発信することができるセンサーを取り付けることで、将来5G端末のカメラを向けただけで商品のPVを確認できる時代というのが来るかもしれません。

食材であれば、食材に対してのレシピ動画のリンクに飛ばすセンサーがあれば、その場で料理のイメージを持つことができ購入させることが可能となってきます。

その他にも様々なな商品に対して、購入したら〇〇な体験ができるという情報を購入前にリアルの場所で実現させることが可能になってきます。

つまり商品一つ一つに、今のうちからCM、PV作成をしておくことで5Gが来てからのコンテンツマーケティングで有利に立つことが可能です。

RMゲームコンテンツを使ったマーケティング手法

e-スポーツをはじめ、RMゲームなど5Gを利用して今後、プレーしているユーザーだけでなく第三者の観戦ユーザーが増えてくることが予想されます。

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ここでも紹介したように、第三者の観戦ユーザーがプレイヤー以外でアクセスできるということは、今後ゲームそのものがスポーツ観戦や映画コンテンツのような観戦して楽しむものになってきます。

そうしたときに、ゲーム内の建物や看板、さらにはアイテムなどに至っても現実にある商品などの広告媒体などを織り込んでユーザーの目に映らせることとが可能になってきます。つまり今までの電車の中づり広告やビルの看板広告のようなものをコンテンツ内で行っていくことが今後増えてくることが予想されます。

プレイヤーだけだと広告のPV数というのが限られていましたが、観戦ユーザーで圧倒的に増えていくことが予想されるからです。

また、スポンサー事業としてゲーム大会などを主催する企業も今後ふえてくるのではないかと予想されます。

Youtuberで録画したゲーム観戦でもアクセスがあったものが、今後はリアルでも共有できるというのであればその数は予想することが簡単です。

まとめ

5Gを活用したこれからの新しいビジネスチャンス、いかがでしたでしょうか。まだ5Gが始まっていない中でも、事前に準備しておくことは可能です。5Gにおけるマーケティングに対しての準備はまだ先になるかもしれませんが、その他のビジネスは今のうちから準備しておくことができます。

それは映像・動画コンテンツをより厚くしておくということです。

需要が高まってからの制作依頼というのはコストがかかりますが、今の段階であれば社内での制作チームを編成するであったり外注で作成しておくことが可能です。5Gが広まり全国に普及するまでが勝負です。今のうちからコンテンツを集めておきましょう。