日本初の5Gプレサービスをフジロックで開始したソフトバンク

2019年7月26日に開催された日本最大級の野外ロックふぇすであるフジロックにてソフトバンクの5Gプレサービスが日本で初めて行われました。その様子と状況を様々なメディアやコメントから実際にどのような状況やサービスだったのかについてご紹介したいと思います。

フジロックで提供された端末

今回のフジロック会場で利用された端末は2種類で、ソニーモバイルコミュニケーションズとシャープの2社の試作機が使われました。この点においても日本ではじめてのプレサービスということがうかがえます。

ソニーモバイルの端末においてはXperdia1がベースとなっているようです。一方のシャープに関してはAQUOS R3がベースとなっておりノッチの部分など変化は見られませんでしたが若干の厚みがきになるような印象です。

いずれも試作機ですので、現状利用できるベースがこれらの「Xperdia1」「AQUOS R3」というだけですので、今後の5G端末でどのような機種がリリースされるのかも5Gサービス開始時に気になる点でもあります。

端末にそれぞれの会場の映像が表示されるもの

今回のフジロックにおける5Gのサービスというものは大きくわけて2つ、1つは5Gの端末を利用してYoutubeなどの映像をダウンロードしたソフトバンクアプリを通してリアルタイムにライブを確認できたり、複数会場内における映像も一か所で視聴することができました。

もう一つは、フジロックの会場と六本木ヒルズに設置してあるVR体験コーナーをつなぎVRという360度映像で実際にお互いを感じられる、体感できるサービスを展開しています。

 

VR体験で会場にいるような臨場感を味わえる

今回とくに注目されていたものとして、このVR体験ではないでしょうか。VRカメラを被ることで六本木ヒルズにいながらにして、フジロックの会場の雰囲気を味わくことができさらに映像だけという一方通行の情報交換ではなく、フジロック側でも六本木ヒルズから参加している人とのコミュニケーションがとれるまさにバーチャルリアリティの世界を実現したものになります。

VR内でハイタッチしたらその感覚まで振動を感じるような、間隔さえもあるほど臨場感を体験することができるサービスとなっているようです。中には次回からフジロックは直接会場に行かないでVRでの参加を希望しているというツイートも見かけました。

まとめ

今回のプレサービスの目的は、遠隔での5G回線におけるサービスの不具合がなく通信を行うことができるかという点や、NSA(non Standalone)の方式で情報伝達がスムーズにいくのかという目的もありつつ、ユーザーに対して5Gでできる驚きや楽しみを共有することも一つ目的だったのではないでしょうか。

VR体験にもあるように、今後5Gが普及し当たり前になっていくことで情報交換だけのやり取りというものはなくなってしまい、それこそ場所や距離という概念そのものもなくなるような印象さえ受けてしまいました。

いつの日かVRの一般化が進み個人的に普及してもらいたいというものは、5G回線を利用したVRオフィスというものが今後普及し、自宅にいながらにして出勤できる日もそう遠くないのではないでしょうか。

関連タグ