トヨタつながる車の保険・トヨタコネクティッドサービスは5G時代への先駆けたサービス

2017年11月から始まっているトヨタとあいおいニッセイ同和損保の「トヨタつながるクルマの保険プラン」は、これから5G時代に広がることが予想される、リアルタイム情報をもとに保険料が算出される保険商品の一つです。

今回は、この「トヨタつながるクルマの保険プラン」そして、この保険サービスを受けるために必要なトヨタのコネクテッドサービスについてご紹介いたします。

トヨタつながるクルマの保険プランって


あいおいニッセイ同和損保とトヨタ販売店の「トヨタつながるクルマの保険プラン」は、トヨタのコネクティッドカーからトヨタスマートセンターに送られる車両の運行情報などをもとに、保険料変動するプランです。

トヨタのコネクティッドカーよりまず安全運転に関する運行情報がスコア化されて運転手に情報として提供されます。また同様にそのデータはセンターに蓄積され安全運転スコアと走行距離に応じた運転分保険料の割引を受けられるようです。

この保険の構成は、基本保険料+運転分保険料で構成されており、最大で運転分保険料を80%割引することが可能になりうようです。

保険料の確認はコネクティッドサービスに接続されたナビや専用のアプリで確認することが可能です。

安全運転のポイントとして

  • 発信
  • 運転
  • 停止

みっつのポイントから安全運転ポイントを確認でき、さら専用アプリから自身の運転における改善ポイントを客観的に確認することが可能となります。

保険料に直接影響をする運転スコアは、安全運転の促進をしてくれることは間違いありません。またこのトヨタのコネクティッドサービスは保険サービスと連動するだけではないようです。

トヨタのコネクティッドサービスとは

トヨタのコネクテッドサービスとは、トヨタの車とお客様センターがつながることで提供されるさまざまなサービスのこととです。

このトヨタのコネクテッドサービスを利用するには、以下3ついずれかの方法でネット回線とT-Connectナビとが接続されている必要があります。

  • DCM(専用通信機)
  • Wi-Fi通信機
  • スマートフォン

利用する手順としては、まずはT-Connectの利用申し込みを行い、DCM(専用通信機器)もしくは手持ちの通信機器(スマートフォン)等でインターネット接続を行います。その後、ナビ上で利用開始の設定を行いサービスを利用することが可能になります。

コネクティッドサービスで利用できるサービス一覧

緊急事態にご利用できるサービスとして、サービスセンターへのボタン一つでの接続やセキュリティー情報、さらにはクルマの異常に関する情報などの確認も行うことができます。

また音声認識を利用した、目的地情報の設定や、ニュース・天気などの情報検索が可能です。またオペレーターと24時間365日接続されているので夜間診療の場所の確認や駐車場のなど知りたい情報を確認することができます。

ネットに接続されているからこそ、ナビ情報とクラウド上でのマップ情報を更新することで常に最適な地図情報を確認することができます。

まさかの盗難時においても、離れた車の異常を検知してスマホにお知らせが行くようになります。また場合によっては所有者の変わりに警備員が車の確認をすることも可能です。

スマホとクルマがつながっているからうっかりドアを閉め忘れたかどうかを確認することができ、離れた場所でもロックをすることが可能です。ランプの付け忘れなども確認し、遠隔でクルマを操作することが可能になります。

さらにトヨタのコネクティッドカーサービスはLINEともつながっており、車とLINEでの対話を可能にします。具体的には、車から離れていてもLINEを通じてナビに目的地をセットすることができたり、目的地までの走行距離や給油の必要性などを教えてくれます。

※こちらのサービスに関しては、LINEマイカーアカウントへの登録と対応している車種である必要があります。

その他詳しいコネクティッドサービス一覧

5G回線でより広がるクルマの世界

このトヨタつながるクルマの保険プラン」は2017年からはじまった保険ですが、今後5Gのインフラが整ってくることにより、さまざまな保険会社からこのような保険商品が出てくることが予想されます。

最近では通信機能が備わったドライブレコーダーの設置とセットになった個人向け運転支援サービスなども展開されてきています。

まとめ

トヨタつながるクルマの保険プラン」やトヨタの「コネクティッドサービス」いかがでしたでしょうか。5Gというインフラが整っていない現段階でもすでに普及してきているこの車とサービスセンターを通信でつなぐサービスは広がりを見せてきています。

今回はトヨタのサービスのみをご紹介しましたが、日産やホンダでも同様にコネクティッドカーのサービスを展開しています。トヨタはコミュニケーション事業で強みをもつLINE社と技術提携をして音声認識のAIを利用したサービスを展開していますが、5Gが普及することで保険以外のさらなるクルマ業界関連の事業に変化がおとずれることは間違いないようです。