後の5Gエリア展開は如何に?2030年には完全にカバーする?

海外から始まり国内でもついに5Gのサービスが開始されましたが、順調かといえば実際の進み具合はなかなか厳しいようです。今現在の5Gの使用可能エリアや基地局の問題点など、様々な議題はありますが、そんな5Gの展開は今後どうなっていくのか、2030年ごろには大体をカバーするといわれていますが、実際はどのような展開になっているのでしょうか。今回は、これからの5Gの在り方について、そしてどう展開していくのかをお話していこうと思います。

5Gのエリア展開における障害について

 表に出始めてきている5Gですが4Gと同じようにどんな場所でも機能するのかというと、現時点でその使用可能範囲は狭いと言われています。5G使用可能スポットを挙げてみると、2020年4月の時点では「渋谷スクランブルスクエア」「オリンピックアクアティクスセンター」「羽田国際空港」など、都内のメインスポットに限定されていることです。さらにこの状況は約1年かけて、4Gと同様に使用可能範囲が広がっていくとされています。エリアの広がりが遅い原因は様々ありますが、”新型コロナウィルス”の影響や”東京オリンピック”そして多方面での”計画倒れ”が引き金となっているようです。

5Gの弱点は周波数

なぜ5Gのエリアがなかなか広がらないのかというと、そこには周波数という問題が存在しています。5Gに要する周波数は元々高い周波数であり、その周波数を安定して使用できるエリアが国内のみならず海外にもまだ確立されていないのです。4Gの周波数は1GHzであることと比べ、5Gの周波数は最低でも3.7GHzから4.5GHzが必要です。最大28GHzのパワーが出せることが5Gの特徴でしたが、今現在その力を存分に発揮できていないということになります。

障害物と基地局の難点

 さらに、5Gを使用するための周波数は高周波のため障害物に弱いという部分があります。障害物が様々な干渉を引き起こし、5Gの周波を妨げていると考えられます。また、衛星放送などに使われる通信衛星が5Gの下り通信つまりダウンロードに対し、電波干渉してしまい支障が出てしまうこともあります。こういった点から基地局の設置にも様々な策が必要になるため、その設置が遅れているといえます。

各キャリアの5Gエリア展開状況について

 上記したように、周波数や基地局などの問題点が挙がっている5Gですが、今現在の各キャリアにおける5Gエリア展開は、どこまで進んでいるのでしょうか。ここでは、各キャリアごとのエリア展開や対応機種などについて詳しくご説明していきたいと思います。

docomoの場合

 docomoのエリア展開としてその使用可能スポットは非常に少なく、サービス開始当初は全国合わせて19箇所でしたが、現在は総合すると200箇所のスポットが確立されています。

しかし都内の商業施設では6箇所と限定されている他、交通機関は羽田国際空港のみ、そしてdocomoショップでの使用もまだ幅が狭く快適に5Gを使用できるかというとそうではありません。
4Gをpremium4Gとしていましたが、今回5Gになることによりさらに安定した高速通信を目指しています。そのエリア範囲としてはまだ広がりが薄い状態ですが、対応機種は続々と登場しています。一般的に”ポケットWi-Fi”と呼ばれている、持ち運びできるタイプのモバイルWi-Fiにも%Gを搭載しています。

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auの場合

 auの5G対応エリアとしては都内にあるものの、そのほとんどが都心から外れた地域に限定されています。また、都外の使用可能エリアもまだ少なく4Gと同様に不便なく使えることには遠いようです。こちらも、使用可能エリアとしては範囲が狭くスポット限定で5Gが利用できる状態です。しかし、ありがたいのが24時間のカスタマーサポートです。電波の繋がりに関して、オペレーターが順次答えてくれるので、安心して5Gを使用することが可能です。

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SoftBankの場合

  SoftBankでは、使用可能なエリアをマップ形式で掲載していますが、そのほとんどが4Gエリアで5G対応のエリアはごく少数でマップにも目立ちません。ただ、 SoftBankは電波改善に力を入れています。自宅にいても快適に5Gを使用することができるようなサポート体勢や、屋内の電波を改善するためのサービスを提供したり、イベントなどでの5G回線が混雑しないための策をとっています。

各キャリアに共通することは、5G使用可能エリアとしてはまだまだ浅いのですが、それぞれのキャリアで電波の改善策をとり、カスタマーサポートなどによって5G使用についての問題点を早急に解決していこうとしています。これにより、5Gの安定した使用もそう遠くないのではないでしょうか。

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2030年には完全に全国をカバーすることができるのか

 今現在、エリアの限定からその範囲を徐々に広めている5Gですが、今後どのように動いていくのか推測してみましょう。5Gのサービス提供開始から様々な難点を抱えてきましたが、これからの動き方に注目してみるといろんな期待が持てることがわかりました。

移動通信システムの世代交代タイミングとは

 おおよそ10年単位でその世代は次に進むと言われている移動通信システムです。この点から考えてみると、今から10年後つまりこれから10年間の間に5Gは急成長すると予測できます。さらに、次世代にあたる6G(仮に名前を付けます)登場するとすれば、その前後で5Gのパワーを十分に発揮できる環境が整うのではないでしょうか。

高周波数にも応えられる基地局の開発に成功

 大手キャリアのうちdocomoは、かなり先を見越しているようです。5Gのみならず6Gにおける高周波数に対応できる基地局の開拓に成功しました。その最高数値は150GHzであり、ネット史上最大の力を出せると言われています。

5Gではなぜ、4Gよりも高い周波数が必要なのか

5Gをさらに高度に

 上記同様docomoは、基地局だけでなく5Gの特徴も十分に活かせるようなサービスの向上も図っています。超高速・低遅延・大容量が最大のポイントである5Gの容量に注目し、ギガに留まらずテラ単位の大容量を目指すとしています。

まとめ

 今現在は、使用可能なエリアの拡大に苦戦模索している各キャリアですが、普及の波に乗ることができた際に5Gは驚くべきパワーを発揮するはずです。また、5Gの特徴を最大限活かせることができれば、私たちのネットライフはかなり快適なものに変わります。

各キャリアごとに、試行錯誤の5G開始となりましたが、おそらく10年のうちに圧倒的な広がりを見せてくれるかもしれませんね。

 

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